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94回目の箱根を制するのはどこか 有力校、注目選手をさぐる(8)


マラソン

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94回目の箱根を制するのはどこか 有力校、注目選手をさぐる(7)

 箱根駅伝は有力校以外にも、注目すべき選手がいる。今大会には、30歳のオールドルーキー、日本最高学府・東京大の選手も走る。一風変わった選手たちに注目してみるのも面白い。

元「日の丸ランナー」が箱根へ

 2年ぶり2度目の出場となる東京国際大の渡辺和也は1年生。だが、年齢は30歳。異色の経歴である。

 兵庫県西宮市出身。陸上の名門・報徳学園高を卒業後、2006年に実業団の山陽特殊製鋼に進んだ。2010年には四国電力に移籍し、翌年には世界選手権大邱大会の5000メートルにも出場した。いわゆる「日の丸ランナー」である。

 だが、2013年に日清食品グループに移籍してからは結果が出せず、戦力外に。そして、「将来、指導者になるために」と、大学に進んだ。

 日本代表にもなったことがあるだけに、元々の力は抜きんでている。自己ベストは1500メートルが3分38秒11(日本歴代2位)、5000メートルが13分23秒15、1万メートルが27分47秒79。このタイムで走れる日本選手は、今の大学陸上界にはいない。

 とはいえ、ブランクもあるし、箱根駅伝特有の一区間あたり20キロという距離は渡辺には少々長い。

 10月に行われた箱根駅伝予選会では全体の139位。チーム内でも9番目というタイムは、渡辺の持つタイムからすれば、期待はずれの感は否めない。

 箱根の予選会から本戦に出場できるのは10チーム。東京国際大は予選会10番目のタイムで本戦に滑り込んだ。10番目に自らの大学の名前が呼ばれるのを聞いた渡辺はこう語っている。

 「今まで体験してきた駅伝の中で、一番最高の喜び」

 高校時代は全国高校駅伝を経験。実業団時代には駅伝日本一を決めるニューイヤー駅伝にも出場しているが、30歳で初めて迎える箱根に、喜びもひとしおのようだ。

 12月29日に発表された区間エントリーでは補欠に回った。だが、その実力から見れば、当日の選手変更でどこかの区間を走るのは確実だ。

 現在は10歳ほど年の違う選手たちと寮で暮らすオールドルーキーがどんな走りをみせるだろうか。

最高学府から13年ぶりの箱根へ

自らの母校のたすきをかけては走れないが、本戦に出場できない大学の中から予選会の成績で選ばれる関東学連選抜。男子マラソンで活躍する川内優輝も学習院大時代に関東学連選抜の一員として箱根を経験している。

 今大会の関東学連選抜で注目されるのが、東京大3年生の近藤秀一だ。今大会1区にエントリー。東京大の選手が箱根を走るのは、2005年の8区を走った松本翔以来13年ぶりのことだ。

 近藤は静岡の進学校、韮山高出身。一浪して東京大理科二類に進学した。

 スピードという面では、強豪校の選手に比べて劣るものの、長い距離を走るのが得意なタイプだ。フルマラソンに初挑戦した今年2月の東京マラソンでは、日本学生歴代21位となる2時間14分13秒で準エリートの部で優勝(総合27位)した。10月の箱根駅伝予選会でも個人20位の成績で、文句なく関東学連選抜に選ばれた。

 今季の東京大は、スポーツで賑わった。近藤の箱根出場だけでなく、野球部では宮台康平が日本ハムにドラフト7位で入団することが決まった。近藤と宮台は東京大で行われたシンポジウムに出席。近藤は「勉強とスポーツについて壁をつくらないようにしている」。さらに、「目標を設定し、その目標から逆算し、突き詰めていくという点は同じ」とも語った。

 4年生となる来季はルール上、再び関東学連選抜の一員になることはない。東京大が予選会を勝ち抜けば本戦に出られるが、実力的にはかなり厳しい。

 近藤にとって最初で最後となる箱根。文武両道のランナーの走りにも注目が集まる2018年の箱根駅伝の号砲は、1月2日午前8時に鳴る。

(終わり)

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