「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

【箱根駅伝2018】2年ぶりの出場で古豪復活の兆しが見える中央大学

2017 11/10 12:24hiiragi
男子マラソン
このエントリーをはてなブックマークに追加

連続出場が87回で途切れた箱根駅伝2017予選会

中央大学は箱根駅伝2017の予選会を11位に終わり、本戦には出場できなかった。この予選敗退で連続出場は87回で途切れ、一つの歴史に終止符が打たれた。

とはいえ、連続出場87回、出場回数90回、総合優勝14回は最多を誇り、そのほかにもシード回数51回は最多タイ、連続シード権獲得は28回とこれまでに積み上げた数々の戦歴が色あせることはない。 しかしここ数年の中央大学にかっての勢いがなかったこともまた事実だ。

連続シード権が28回で途切れた2013年大会

中央大学のここ数年の失速は、2013年大会のシード権喪失から始まった。この大会には前年8位の成績でシード校として出場したが、レース序盤から様子がおかしかった。

1区は9位とまずまずの走りだった。しかし2区の2年生新庄翔太選手が変調をきたし3区手前で転倒を繰り返すと19位まで後退した。3区で18位に順位を上げるも、4区も18位のまま5区の4年生野脇勇志選手に襷が渡った。

野脇選手はよく頑張って15位まで順位を上げたが、坂を上り切ったあたりで突然低体温症状に陥り走れなくなった。ここで棄権をやむなくされシード権連続獲得は28回で途切れた。

箱根駅伝2017の予選会は総合タイム44秒差の11位

翌年の箱根駅伝2014には予選会12位の成績で出場した。平時だと出場できない順位だが、2014年大会が区切りの90回大会だったことから予選からの出場枠が13校に増えたのだ。
この年は15位に終わり、2015年大会には予選会7位の成績で出場した。シード権奪回のチャンスかと思われたが、最終10区で逆転を許しシード権確保はならなかった。2016年大会には予選8位の成績で出場した。シード権を落としてからは予選会の順位もパッとしない。1区を4位でスタートするもあとが続かず15位で大会を終えている。

迎えた2017年大会の予選会では、10位の日本大学に総合タイムで44秒届かず11位で出場権を逃がしてしまった。

一人一人が変わった2017年シーズン

それから1年、2017年10月14日に行われた箱根駅伝2018の予選会では、100位以内に8人が入る走りを見せ総合順位3位で予選会を突破し、本戦の出場権を手に入れた。
総合タイムは10時間06分03秒という結果で、昨年の10時間17分01秒よりも10分以上早いタイムにこの1年間の変化が感じられた。メンバーの一人一人が選手として自覚し、練習の意味を考えて走るようになったのだ。
6月に行われた全日本大学駅伝の予選会は12位に終わり本戦には進めなかったが、箱根駅伝2018では強豪復活を目指して挑戦する。

1年生からキャプテンに任命された2年生舟津彰馬選手

キャプテンを務める2年生の舟津彰馬選手は、岡大学附属大濠高等学校の出身だ。高校時代の3年間は全国高校駅伝には出場できなかった。
大学に入ると1年生でまさかのキャプテンに任命された。2016年の全日本大学駅伝予選会での惨敗を受け、チームの現状打破をもくろんだ藤原正和監督の決断だった。キャプテンとして臨んだ箱根駅伝2017、予選会では出場権を逃がして責任が重くのしかかった。

しかし1年生キャプテンは動じない。やることは一つ、チームのため、自分の走りのため信念を貫いた。チームに自覚が生まれると自身の記録も上がり、箱根駅伝2018では全体14位となる59分48秒で走ることができた。
しかし、だ入り口に立ったばかりだ。本戦での走りに期待したい。

関連記事

おすすめの記事