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出雲駅伝の歴代優勝大学の優勝回数ランキング

2017 8/25 10:07hiiragi
優勝カップ
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1位・5連勝含み6回優勝、山梨学院大学

山梨学院大学は第3回大会から7回大会までの5連勝を含み、計6度の優勝に輝いている。第1回大会では3位に入りシード権を獲得すると、第2回大会でも3位に入り、第3回大会で初優勝を果たした。
1991年に行われた第3回大会は、前年2位の早稲田大学が箱根駅伝での推薦枠を逃がし、シード枠で出場。それに加え招待校として上海体育大学とサンフランシスコ大学が参加したため、歴代最多の23校での争いとなった。
当時の山梨学院大学ではケニアからの留学生として、ジョセフ・オツオリ選手、ケネディ・イセナ選手を受け入れていた。2人の活躍もさることながら、刺激を受けた日本人部員たち全員とでつかんだ初優勝だった。

2位・第1回大会優勝合わせ5回優勝、日本大学

日本大学は1989年第1回大会を制するとともに、15回、16回と20回、21回の2度の連覇を成し遂げ計5勝を挙げている。
第1回大会は平成元年に「平成記念出雲くにびき大学招待クロスカントリーリレーフェスティバル」として岩国市が誘致、開催された。浜山公園陸上競技場をスタート地点として、浜山公園陸上競技場までの6区間42.6kmで行われ、中継点での引継ぎはタスキを使わないタッチで行うスピードレースだった。
日本大学は1960年代箱根駅伝で活躍した古豪。1989年復活の5位から1990年優勝を狙えるチームでの出雲駅伝第1回の制覇だった。

3位・距離の変更にも対応堂々の3連勝、順天堂大学

1999年の11回大会~2001年13回大会まで連続優勝を果たしたのが、順天堂大学だった。1998年スタート地点が出雲大社正面鳥居前に変わり、距離も500m伸びて、6区間43.1kmに変更された。そして3連覇中の2001年にはフィニッシュ地点が出雲ドーム前になり、距離も44.0㎞と長くなった。
そんな中、1999年は区間1位が2名、区間2位が2名、3位と5位が各1名と安定した力を見せ初優勝を果たした。2001年は1区9位と出遅れたが、2区で4位に上がり4区で1位になるとそのまま逃げ切り3連覇を果たした。1位を奪った4区が区間1位、5区が2位、6区が2位と、こちらも安定した力を発揮した。

4位・満を持しての3連勝、東海大学

東海大学は2005年の17回大会~2007年19回大会までの3連覇を達成した。第一回大会から参加している常連校だが、5位~10位が定位置で上位進出の実績がなかった。
しかし、2003年、2004年と4位に上昇、ベスト3をうかがえる位置まで躍進すると、2005年は一足飛びに初優勝に輝いた。2001年のフィニッシュ地点変更で距離が44kmに伸びてからは、どこも2時間9分を切れなかったが、2005年初優勝で2時間8分42秒、2006年2時間7分48秒、2007年2時間7分14秒と記録を伸ばし続けての3連覇だった。2017年にも優勝候補の一角を占めている。

5位・通算3回優勝2連覇達成中、青山学院大学

2009年にはコースの1部や中継所を変更して距離も44.5kmに伸びた。そして2014年にもコースの1部を変更して距離も45.1kmへと変更された。しかし2014年は台風の接近により中止となり、翌2015年新コースで行われた大会で優勝したのは青山学院大学だった。
青山学院大学は2010年22回大会が初出場の新しいチームだが、3回目の出場となった2012年には初優勝を飾り、2015年、2016年と連勝継続中だ。この間、2016年には箱根、出雲、全日本の3大駅伝を制覇。2期連続の3大会制覇がなるのか注目したい。