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男子と女子のマラソン日本歴代10傑 ベルリンで池田耀平が歴代2位、細田あいが歴代7位、松田瑞生が歴代8位

2024 10/1 06:00SPAIA編集部
ベルリンマラソン,ⒸAchim Wagner/Shutterstock.com
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ⒸAchim Wagner/Shutterstock.com

池田が2時間5分12秒で6位

50回目を迎えたベルリンマラソンが29日、ドイツ・ベルリンで行われ、男子の池田耀平(26=花王)が日本歴代2位の2時間5分12秒で6位に入った。

ハーフでは22位、30キロでも19位だった鈴木は、終盤に猛烈な追い上げ。鈴木健吾(富士通)が持つ2時間4分56秒の日本記録には及ばなかったものの好タイムでゴールし、2025年の東京世界陸上の参加標準記録(2時間6分30秒)も突破した。

池田は静岡県出身の26歳。島田高から日本体育大に進み、2年時から出雲、全日本、箱根の三大駅伝に出場。4年時の第97回箱根駅伝では華の2区を任され、区間3位の快走を見せた。

卒業後、2023年の大阪マラソンで初マラソンに挑み、2時間6分53秒で7位。パリオリンピックの代表選考レースだった2024年3月の東京マラソンにエントリーしたもののケガで欠場していた。

男子マラソンの日本歴代10傑は以下の通り。

1位 鈴木健吾 2時間4分56秒 2021年 びわ湖毎日
2位 池田耀平 2時間5分12秒 2024年 ベルリン
3位 大迫傑 2時間5分29秒 2020年 東京
4位 山下一貴 2時間5分51秒 2023年 東京
5位 其田健也 2時間5分59秒 2023年 東京
6位 設楽悠太 2時間6分11秒 2018年 東京
7位 高岡寿成 2時間6分16秒 2002年 シカゴ
8位 平林清澄 2時間6分18秒 2024年 大阪
9位 土方英和 2時間6分26秒 2021年 びわ湖毎日
10位 西山雄介 2時間6分31秒 2024年 東京

ベルリンマラソンの優勝は2時間3分17秒でゴールしたミルケサ・メネシャ(エチオピア)。日本勢では、田村友佑が2時間7分38秒で19位、聞谷賢人が2時間11分17秒で30位だった。

細田が2時間20分31秒で5位、松田は2時間20分42秒で6位

女子では、細田あい(28=エディオン)が自己ベストを更新する日本歴代7位の2時間20分31秒で5位。松田瑞生(29=ダイハツ)も自己ベストを更新する日本歴代8位の2時間20分42秒で6位に入った。

優勝は2時間16分42秒のティギスト・ケテマ(エチオピア)。4位までエチオピア勢が独占した。

女子マラソンの日本歴代10傑は以下の通り。

1位 前田穂南 2時間18分59秒 2024年 大阪国際
2位 野口みずき 2時間19分12秒 2005年 ベルリン
3位 新谷仁美 2時間19分24秒 2023年 ヒューストン
4位 渋井陽子 2時間19分41秒 2004年 ベルリン
5位 高橋尚子 2時間19分46秒 2001年 ベルリン
6位 一山麻緒 2時間20分29秒 2020年 名古屋
7位 細田あい 2時間20分31秒 2024年 ベルリン
8位 松田瑞生 2時間20分42秒 2024年 ベルリン
9位 安藤友香 2時間21分18秒 2024年 名古屋
10位 鈴木亜由子 2時間21分33秒 2024年 名古屋

※記録は2024年9月29日現在

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