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箱根が生み出す『山の神』たち〈1〉

2017 1/16 11:49きょういち
大学駅伝
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メディアが期待する神誕生

 青山学院大学の3連覇、そして、今季の大学駅伝3冠達成で幕を閉じた2017年の箱根駅伝。

 毎年のごとく、テレビ局(日テレ)のアナウンサーが、「神」という言葉を連発し、いろんな「神」を作り上げようとしますが、有名なのが「山の神」でしょう。5区の山登りを託され、特殊能力を発揮する選手が「山の神」と呼ばれて来ました。今年の箱根の5区は大塚祥平選手(駒沢大学)が区間賞をとりましたが、「山の神」と呼ばれるほどの快走は見せられませんでした。

 山を駆け上がるという、特殊な走りに加え、あまりにもタイム差がつき過ぎることから、ここ数年は5区の走りが優勝に直結してきました。そんな状況を改善しようと、今年から5区の距離が23・2キロから20・8キロに短縮されました。

 果たして、これからは「山の神」は生まれなくなるのか。これまでに「山の神」と呼ばれた選手たちの現状を振り返りながら、ちょっと考えてみたいと思います。

元祖は実業団でも活躍するあの人

 最初に「山の神」と呼ばれたのは順天堂大学で活躍した今井正人選手です。1984年4月2日生まれの今井選手は、32歳になりました。

 福島県の原町高校を卒業した今井選手が注目されたのは大学2年生の時の箱根駅伝。5区で11人抜きを達成してMVPに。区間新記録も達成しました。

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