前田穂南と一山麻緒の五輪代表2選手が出場
女子マラソンの日本最高記録保持者・野口みずきが31日(日)に開催される「第40回大阪国際女子マラソン」の見どころを語った。
今回は前田穂南と一山麻緒の東京五輪代表2選手が出場。さらにペースメーカーに現役男子ランナーの川内優輝が起用されたことで、野口が2005年のベルリンマラソンでマークした2時間19分12秒の更新が期待されている。
「東京五輪に決まった2選手が出場するのと、もしかしたらこの大会で日本記録が出るかもしれないという期待感がいつもよりも大きい」と話す野口は「それぞれ個性があって性格も違いますが、高い意識を持っているので、切磋琢磨できていると思います。高橋尚子さんや私たちの時代のように、誰が走ってもオリンピックで戦えたような時代が戻ってきたような感じがします」と前田と一山のハイレベルな争いを評価している。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、沿道にファンが集まらないように長居公園(大阪市東住吉区)の周回コースに変更となった。ランナーへの影響がどう出るのか、勝敗を分けそうだが、野口自身は経験がないとした上で「ペースを刻みやすいということと、公園の中だと高い木もあって風よけになる」とメリットを挙げた。