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NFLにも影響を及ぼし始めた新型コロナウイルス ドラフト延期の可能性も?

2020 3/17 06:00末吉琢磨
NFLにも新型コロナウイルスの影響がⒸChris Rubino/Shutterstock.com
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ⒸChris Rubino/Shutterstock.com

アメリカのプロスポーツリーグが続々延期を発表

ご存じの通り、新型コロナウイルスが全世界で猛威を振るっている。その影響により、多くの国でスポーツリーグが中止に追い込まれる事態となっており、それはスポーツ大国アメリカも同様だ。

ワシントン・ウィザーズ所属の日本人、八村塁の「ありえない…」という悲痛なツイートからもわかる通り、NBAの公式戦延期は選手にとっても寝耳に水であった。ユタ・ジャズに所属するルディー・ゴベアの感染が判明したことで、火急に下された判断だったからだ。この延期は期限を設定されておらず、再開がいつになるのか不透明な状況である。

MLBでは、現在行われているオープン戦を全て中止し、リーグの開幕を当初の予定だった現地3月26日から2週間遅らせることを発表した。この2週間はあくまで暫定措置であり、状況によってはそれ以上の延期となる。

新型コロナウイルス感染拡大による影響まとめ

NFLにも影響を及ぼし始めた新型コロナウイルス

そして新型コロナウイルスは、現在シーズンオフであるNFLにまで影響を及ぼし始めた。

まずは現地3月27日からマイアミ・ドルフィンズの施設で行われる予定だった、HBCUコンバイン及びリージョナルコンバインが中止となった。この2つのコンバインは、歴史的黒人大学の選手や、先に行われたNFLスカウティングコンバインに呼ばれなかった選手、そして海外からNFLを目指す選手のために開かれるものである。

時を同じくして半数以上の球団が、プロデーにチームスタッフを派遣しないことを発表した。プロデーとは、全米各地の大学で行われる小規模なスカウティングコンバインのようなもの。選手をより身近で見ることができ、また全国的に無名な逸材を見出すことができるイベントとして、本家スカウティングコンバイン以上に重要とさえ言われている。

もう1つドラフト関連でリーグより重要な通達があった。選手個人のチーム訪問を含めた、選手とチームのあらゆる接触が現地3月13日をもって全面的に禁止とされたのだ。

このチーム訪問は、ドラフトにおいて興味のある選手を、チームが特定の人数だけチーム施設に招待できるというもの。独自のワークアウトによる詳細な運動能力チェックや面談を行うことができるため、ドラフトの最終的な判断を行う上で、極めて重要なイベントだ。電話やインターネットによる面談は許可されているが、この接触禁止がドラフト会議に及ぼす影響は、かなり大きなものとなるだろう。

リーグのイベントに関しても、現地3月29日からフロリダで開催される予定だった、年次リーグミーティングの中止が発表されている。このミーティングは、ルールや規則の変更など、シーズンに関わる重要な議題を話し合う場だ。ここで話し合われる予定だった議題については、5月にカリフォルニアで行われる予定のスプリングミーティングに持ち越すことになっている。

新型コロナウイルスがドラフト会議に及ぼす影響は?

リーグは当初の予定通り、現地4月23日よりドラフト会議を行うことを発表している。ただし、まだひと月以上の期間があるとはいえ、それまでに新型コロナウイルスの感染拡大が終息に向かうという保証はない。実際のところは、ドラフト会議が延期になる可能性も大いにあるだろう。

また、既に完売となっているチケットを返金し、無観客でドラフトを開催する可能性もある。そうなると、レイダース移転を盛り上げるために、わざわざラスベガスでドラフト会議を行うことを決めたリーグの目論見も台無しということになってしまう。

既に多くの影響をNFLに及ぼしている新型コロナウイルスだが、終息しなければより大きな影響をリーグに及ぼすことになるだろう。場合によっては、秋のリーグ開幕にまで影響を及ぼしかねない。いちNFLファンとして、そして世界中の多くの方々の身を案じる者として、一日も早い終息を願うばかりである。

新型コロナウイルス感染拡大による影響まとめ

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