オーストリアとの接戦制し初表彰台
国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)が主催するフラッグフットボール世界選手権の最終日が30日、フィンランドのラハティで行われ、女子日本は3位決定戦でオーストリアを41-40で破り、銅メダルを獲得した。国内各チームから選抜された選手による日本代表が世界選手権に出場するようになった2018年大会以降では初の表彰台に立った(※)。
点の取り合いとなった一戦は、終盤5点を追う日本が相手陣に攻め入り、最後はQB磐田千紘(カンザスウェズリアン大学)がC森永瑚雪(HYPERION東京)にタッチダウンパスを決め、接戦を制した。
一方、11位決定戦に回っていた男子日本はドイツを39-26で破り、勝利で大会を終えた。
2028年ロサンゼルス五輪の追加競技として実施されるフラッグフットボールは、アメリカンフットボールが起源で「タックル」の代わりに選手の両腰につけた「フラッグ」を取るスポーツ。アメフトに比べて安全性が高く、アメリカをはじめ世界100カ国以上で親しまれている。
※日本は2002年の第1回大会から16年の第8回大会まで世界選手権にはクラブや大学など単独チームが出場。女子では06年の第3回大会で富士通マロンティアーズが準優勝し、04年の第2回大会で東京都立保健科学大学が3位に入っている。代表チームを編成した18年大会は7位、前回21年大会は6位だった。
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