30日に銅メダルかけオーストリアと対戦、男子は11位決定戦へ
国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)が主催するフラッグフットボールの世界選手権第3日が29日、フィンランドのラハティで行われ、女子の日本は準決勝でメキシコに31-40で敗れ、3位決定戦へと回った。
日本は決勝トーナメント1回戦でオーストラリアに27-13、準々決勝で英国に40-34でそれぞれ勝利。国内各チームから選抜された選手による日本代表が世界選手権に出場するようになった2018年大会以降で初めて準決勝に進んでいたが(※)、過去3度の優勝を誇るメキシコには一歩及ばなかった。
それでも上位7チームに与えられる来年のワールドゲームズ(中国・成都)の出場権を獲得。30日に行われる3位決定戦では、銅メダルをかけてオーストリアと対戦する。
一方、9-16位決定戦に回っていた男子日本はオーストラリアを31-12で破ったものの、イギリスに34-36で敗戦。30日の11位決定戦でドイツと対戦する。
2028年ロサンゼルス五輪の追加競技として実施されるフラッグフットボールは、アメリカンフットボールが起源で「タックル」の代わりに選手の両腰につけた「フラッグ」を取るスポーツ。アメフトに比べて安全性が高く、アメリカをはじめ世界100カ国以上で親しまれている。
※日本は2002年の第1回大会から16年の第8回大会まで世界選手権にはクラブや大学など単独チームが出場。女子では06年の第3回大会で富士通マロンティアーズが準優勝し、04年の第2回大会で東京都立保健科学大学が3位に入っている。代表チームを編成した18年大会は7位、前回21年大会は6位だった。
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