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スポーツ界の未来とSPAIAの展望に衝撃!?糸井嘉男SPAIA公式シニアアンバサダー×金島弘樹CEO対談

プロ野球

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糸井嘉男SPAIA公式シニアアンバサダーと金島弘樹グラッドキューブCEO

かつてプロ野球の日本ハム、オリックス、阪神でプレーし、SPAIA公式シニアアンバサダーを務める糸井嘉男氏と、SPAIAを運営する株式会社グラッドキューブの金島弘樹代表取締役CEOが対談しました。「超人」の礎を築いた幼少期やトレーニング、プロ野球界の今後、SPAIAの展望などについて大いに語り合いました。動画も合わせてお見逃しなく!

 

 

 

【ゲスト】

SPAIA公式シニアアンバサダー

糸井嘉男

1981年7月31日、京都府出身。京都府立宮津高から近畿大に進み、投手として関西学生リーグで通算9勝をマーク。2003年ドラフト自由獲得枠で日本ハムに入団後、野手転向。2013年にトレードでオリックスに移籍、2017年からFAで阪神に移籍し、2022年に現役引退した。通算1727試合出場、打率.297、1755安打、171本塁打、765打点、300盗塁。

【聞き手】

株式会社グラッドキューブ代表取締役CEO

金島弘樹

大学卒業後、金融機関でトップセールスとして活躍。2007年に合同会社GladCubeを設立し、2008年、株式会社グラッドキューブに組織変更。2016年にSPAIAをローンチ。SaaS事業、マーケティングソリューション事業、SPAIA事業を3本柱として、2022年9月28日に東京証券取引所グロース市場へ上場を果たす。

■現役時代よりビルドアップ!?

金島:SPAIA公式シニアアンバサダーとしてX(旧twitter)等でも発信していただいてますが、 SPAIAのことを周りから言われたりすることはありましたか?

糸井:けっこう言われますね。

金島:あ、嬉しい。

糸井:(プロ野球勝敗予想について)あれ、何を予想してんの?とか。取っ掛かりはそんなとこですね。

金島:スポーツベッティングって知ってますか?

糸井:アメリカとか、ヨーロッパとかでは普通にリアルタイムでやってますよね。

金島:そうそう、ボクシングでもやってますし、野球でもそうなんですけど、未来の日本のスポーツベッティング市場に向けて、まずは無料でAIと個人で勝敗予想の的中率を競ってもらってるんです。

糸井:なるほど、なるほど。

金島:具体的な日にちは出ていませんけど、近い将来、日本でもスポーツベッティングという形で解禁されると思います。ちょっとまだ心理的抵抗が野球の場合は強いですが。SPAIAの印象はどんな感じですか?

糸井:やっぱりスポーツ界、競馬もそうですし、僕からしたら近い存在なんで、それに携われるっていうのは僕もすごく嬉しいですし、もっと競馬とかも勉強しようかなと。やっぱり競馬好きが多いんで、野球選手は。中には馬主になった選手もいますし。

金島:確かに、有名な方では「大魔神」佐々木主浩さん。野球界では馬主として有名ですね。糸井さんは馬主にならないんですか?

糸井:ならない。僕、どっちかと言ったら馬になります(笑)。

金島:黒光りしてるし、いい毛並みやから。スプリンター系ですね、どっちかって言うと。長距離じゃなくて、1200メートルとか。長距離は苦手?

糸井:長距離は苦手ではないけど、嫌いですね。

金島:今はYouTubeやテレビにもよく出られてますけど、上腕二頭筋、三頭筋、大胸筋、三角筋、広背筋、大腿四頭筋、僧帽筋、全部現役時代より発達してませんか?

糸井:二回り三回りくらい大きくしてから、今、一回り縮めてる最中です。最近、トレーニングを止めてるんです。

金島:なんでですか?

糸井:番組で走る企画があって、出るにあたって練習してたら、体がめちゃくちゃ重いなって感じて。筋肉って重くて、脂肪の4倍は体重になるんで。だから、最近トレーニングをサボってます。

■幼少期に父親に水泳指導されて強肩に?

金島:糸井さんはSPAIAのアンバサダーしかり、多方面で活躍されてますが、今後の活動において何かやりたいことはありますか?

糸井:他のスポーツを勉強したいじゃないけど、まずは観戦でもいいですし、触れ合いでもいいですし、他のアスリートはどういうことを意識してるのか知りたいです。野球選手は大体わかるんですけど、他のアスリートはどういう風なトレーニング方法をしてるとか、そういうのは興味があります。

金島:バスケなら川崎ブレイブサンダースのスポンサーをしてたんで、知り合いも多いんですが、三角筋えぐいですよ。あと広背筋。ハムストリングの下、ふくらはぎも異常に発達してます。

糸井:ジャンプね。バスケットも今回めちゃくちゃ盛り上がりましたよね。

金島:川崎ブレイブサンダースの藤井祐眞選手は今回のワールドカップは選ばれなかったんですが、直接話したりはしてましたので、 ぜひまた観戦とか、交流とかね。

糸井:その時は川崎に行かれたんですか?

金島:行ってました。スポンサーとしてフリースローも3回やりました。

糸井:へえ、バスケも見たいですね。

金島:野球選手も中学、高校の時とか、冬は走ることが多かったり、サッカーやバスケをしてみたり、 怪我しない程度でやることが多かったんですけど、違う運動をすることで新たな発見とかもありますよね。

糸井:ありますね、はい。

金島:糸井さんは首位打者を獲られたり、盗塁王も獲られたりしましたが、少年少女にとってプロ野球とか、高校生になって甲子園に出るとか夢だと思うんですよ。身体能力を向上するために、どういうことを心掛けていましたか?

糸井:まず、幼少期は野球もしましたけど、どっちかと言うとランニングとか、水泳ですね。やっててよかったって今思うんですけど、本当にランニングと水泳はめちゃくちゃやりましたね、なぜなら、親父がトライアスロンをしていて、毎日走らされたし、毎日泳がされました。

金島:お父さんも一緒に、例えばイチローさんのお父さんみたいに付きっきりでトス打撃やるみたいなんじゃなく。

糸井:じゃなく、付きっきりで、ランニングと水泳ですね。

金島:もしかしたら、水泳でオリンピックに出られる選手になったんじゃないですか?その能力なら。

糸井:いや、まあ、やるのは野球でしたけどね。

金島:野球もやりながら水泳してたんですか?それとも水泳してから野球?

糸井:野球をやりながらですが、練習は素振りとか投げたりじゃなく、走るとか泳ぐとかがメインでしたね。それは親父が練習せなあかんっていうのもあったんで。

金島:弟さんもいらっしゃると思うんですけど。

糸井:それを見てた弟は、一切、僕のやることはやらなかったですね。僕が野球やっててもやらなかった。しんどそうやなと分かってたから。

金島:幼少期によくついていけましたね。楽しかったんですか?

糸井:リレーとか、マラソン大会は全部1位でしたし、そういう面では楽しかったんかな。しんどかったですけどね。

糸井嘉男SPAIA公式シニアアンバサダー

ⒸSPAIA

 

金島:ピッチャーで150キロ超える球を投げて、外野からの返球も凄かったですけど、肩の強さに水泳は影響あったんですか?

糸井:めちゃあったと思います。やっぱり、関節も柔らかくなったし、肩甲骨周りが大事なんで、そういう面では、やっててよかったなって思います。

金島:最近は水泳をしてる選手がかなり多いイメージがあります。特にアメリカのスポーツ選手だったら、冬はNFL、シーズンはMLBでやるような本当の二刀流もいますし、日本人でもそういうスポーツが発展してたら、糸井さんもできてたと思うんですよね。それこそ、水泳でオリンピックに出ながら、プロ野球選手もやるとか。NFLは激しいタックルで骨が折れることもありますけど、今でもNFLでいけるんじゃないですか?

糸井:いけます、いけます。タックルばり強くなってるんで(笑)。

金島:水泳の重要性っていうのは科学的に証明したいですけどね。

糸井:全身運動なんで足も使うし、連動動作という意味では、いろんなスポーツに繋がってくるんですよ。体の使い方がうまくなるというか。

金島:例えば、今これを見て、小学校3、4年生でも水泳をやってみようかなと思ってる子もいるかもわからないし、高校生もいるかも分からない。

糸井:絶対やった方がいいです。筋肉のクールダウンにもいいんで、柔らかくなりますし、キャンプの最後はプールに行って泳いだりしてましたね。

金島:膝も痛くならないし、心拍数も上がったりするんですよね。

糸井:めちゃめちゃ汗かきますよ。

金島:プールの中でも汗かくんですか?じゃあ、走るより膝の負担もないし、全身運動で汗もかくし、クールダウンにもなる。能力の向上にもなる可能性もあると。

糸井:そう思いますね。

■SPAIAが球界参入なら監督より現役復帰!?

金島:次にちょっと質問を変えるんですけど、今後、プロ野球界において、16球団構想とか、東地区、中地区、西地区とか、流れが変わるかもわからないですけど、野球界発展のためにリーグを増やしていく、企業が参入していくのは活性化のために地域密着型でいいと思います。いろんな選手がプロ野球選手になれると逆にレベルが下がるかも分かりませんが、Jリーグもチーム数は多いし、Bリーグも多い。野球だけ何十年間も12球団で留まってますが、その辺はどうでしょうね。

糸井:僕個人の意見では、アスリート目線で言うと、セ・リーグ、パ・リーグはそのままで、あと2球団ずつぐらい増やして8球団、8球団。

金島:160試合くらいですか?16球団なら例えば西地区4、四国地区4、近畿地区4、東地区4とか。アメリカのワールドシリーズみたいに戦ったら面白そうですけどね。

糸井:地域密着もできますし、新潟とかもすごい良い施設があるし。

金島:エスコンにはまだ行ってないんですけど、北海道の方は最先端の施設ができてますね。

糸井:球場は全部がすごいですね。球団は増える方がいいと思います。

金島弘樹グラッドキューブCEO

ⒸSPAIA

 

金島:仙台で楽天ができてから随分経ちますけど、元々、堀江貴文さんの近鉄買収から始まって、仙台に行ったところから最終的に楽天の三木谷さんが押されて新規参入しました。東日本大震災があって、田中将大さんの活躍で優勝してMLBに行った経緯がありましたが、地域にあることが大事ですね。

糸井:そういう意味では増やした方がいいし、選手的にも現役ドラフトができたのは、チャンスに恵まれない選手がいるんじゃないかということで始まったんで。そういう意味でも球団が増えるってことはチャンスが増える。くすぶってる選手が、一軍で活躍できるチャンスが増えると思います。

金島:増える可能性も近い将来あるかもしれないですね。あったら、僕、参入したいと思ってます。監督になりますか?

糸井:選手で。

金島:選手で!新庄さんは48歳でトライアウトに出ましたが、糸井さんは今おいくつですか?

糸井:僕、42なんで6年後にお願いします。

金島:大阪でカジノが解禁されて、大阪だけでなく世界中が盛り上がってくる時期かも知れないし、スポーツベッティングも解禁されてるかも知れないですね。新庄さんのように、糸井監督ではなく糸井選手として。ドラフトかかる感じですか?それとも電話した方がいいですか?

糸井:電話ください(笑)。

■今後のSPAIA展望

糸井:じゃあ、最後に僕から質問と言いますか、こうやって携わらせていただいてるんですけど、将来SPAIAはどうなっていくんですか?

金島:僕は今後の展開として、うまくいくと思っているのが、プロ野球の一球速報は3DCGでフォーシーム、ツーシーム、カットボールとか変化球の軌道まで出しています。今後はそれ以上に、例えば、ボールを打ちます、飛びます、ホームランを打ちますというのをAIプラス3DCGでほぼリアルタイムで出そうと考えています。

糸井:それはすごいですね。

金島:例えば糸井さんが構えてます。その動きをAIである程度、真似します。完全に打ち方を真似したら肖像権違反なんですよ。

糸井:そうなんですか。

金島:ちょっとだけオープンスタンスとか(笑)。7番つけるとかもダメですし、背番号をつけずに、ちょっとオープンスタンスになるか、ちょっと腕も下げてしまうとか。

糸井:でも、リアルタイムでそこまでの速報が見れたら、めちゃくちゃ面白いですよね。

金島:例えば、糸井さんがライトを守ってます。右中間にサトテル(佐藤輝明)が打ちました。普通に取りました。(そのプレーが凄いのか)野球をしている人でも分からない時もあります。スタートがよく、キャッチャーの構える場所、ピッチャーが投げる球種をある程度予測して、早めにスタートを切ってたことによって、取れるかどうか。

糸井:選手によって、ポジションを一歩変えたりしますが、ファンはそんなところまで見ますか?

金島:見ません。例えば、普通にボールを取りましたが、13パーセントしか取れない打球ですと出るんですよ。つまり、87パーセントはミスするってこと。それを普通に取りましたが、実は大ファインプレーですよと。

糸井:面白い!

金島:それを査定にも使えますし。

糸井:選手が球団との交渉にも使えますね。

金島:いい選手はね。逆に言うと怠慢なプレーとかあったらバレちゃいますけどね。

糸井:120パーセント取れるのに取れんかったぞと。

金島:どこまでAIでやるかは、選手側の気持ちにも立たないといけないし、怠慢にしてることはないんでしょうけど、ちょっとした判断ミスで一歩遅れてしまったことによってショートバウンドで取ってしまったとなるとマイナスポイントのはずです。例えば選手のパワーとか、レジェンド級や絶好調の時は黄金に光るとか、遊び要素を入れながらやりたい。

サッカーでも同じことができるんですよ。90分間のハイライトシーンで、アシストした人がうまかったのか、ドリブルで抜いた人がうまかったのか。シュートを決めた人が一番良かったのか。ごっつぁんゴールと言われることもありますが、ボールが来る場所にいたのは実力なのか、偶然なのかっていうのをAIで分析したり。

バスケでも地面から50センチ跳んでたら調子が良かった。でも48センチだったら膝が悪いのかなとか、AIですぐ分かると思います。

糸井:それが実現したらスポーツは素人でも分かりやすく見られますね。逆に言うと、いろんなことが筒抜けになる。

金島:そこから派生させて、野球だけじゃなくて、大相撲とか高校野球、中学野球、サッカー、クリケット、ボクシングとか、あらゆるスポーツをやっていこうと。アメリカだったら、MLB、大谷翔平さんがホームラン王を獲りましたけど、そういったデータもどんどん出していくこともできますし、歩き方、走り方、あるいはシャドーピッチングの投げ方で怪我のリスクとかも、映像を見ながら分かるようにしていきます。

糸井:そうなんですか。

金島:シャドーピッチングをして手投げだったら肩を壊しますよ、肘を入れすぎですよとか。走り方でも膝を壊しますよとか。

糸井:それはいいですね。

金島:例えばMLBでは、中4日とか中5日で球数制限をしているにも関わらず、中6日の日本よりトミー・ジョン手術が多いんですよ。おかしくないですか。

糸井:おかしい。

金島:アメリカの方が球数制限を子供の頃から厳しく管理されているにも関わらず、トミー・ジョン手術が多い。球数制限なのか、間隔日数なのか、ボールの質なのか。

糸井:日本人がアメリカに行くと8割、9割はトミー・ジョンしますから。何が原因か分からないですけどね。

金島:AIで解析することで能力開発をしたいと考えています。

糸井:そんなこともできるんですね。将来めちゃくちゃ楽しみですね。

糸井嘉男SPAIA公式シニアアンバサダーと金島弘樹グラッドキューブCEO

ⒸSPAIA

 

金島:また、右利き目か左利き目か。右利き目なのに右打席に立つと、 ボールの入りが見えづらいんです。左打席に入ったらめちゃ見えるんです。利き目によって、ボールの見え方は違う。少年少女に早く教えてあげたら見えるのに、逆だと振り遅れちゃうんです。そういうのをデータで見せていくこともやりたいし、あとは医療美容。

糸井:医療美容?

金島:糸井さんは鍛えてらっしゃいますが、いろいろなことが医学的に若返ると言われてるんですよね。脳もそうだし、体も心も綺麗になると。ヨガや運動をされてる女性も多いです。スポーツをしてる人は必ずしもプロになりたいわけではなく、筋トレしてる人は必ずしも大会に出たいわけではない。健康とか、モテたいとか、可愛くなりたい、かっこよくなりたい。それに対する医療施設とかを作っていきたいなと思ってます。

糸井:楽しみですね、それ。

金島:美容整形とか脱毛もそうですし。

糸井:そうなんですね、SPAIA脱毛。

金島:名前は何でもいいですが、そういうこともやりたいし、例えば、しわ、シミは治した方がいいですよと、カウンセラーがやってることが多いんですけど、高性能のカメラであれば、より分かるんですよ。そこも開発していこうと思ってます。メタバースという仮想空間の中でゲームで遊ぶっていうこともしていきます。幅広くなっていくかなと思います。ちょっと難しいですかね。

糸井:いや、僕もアンバサダーとして知っとかないといけないんで。

金島:ありがたいです。糸井さんと街で会えばSPAIAのことも聞いてもらいたいですね。

糸井:もっと発信していけるようにね。

金島:そうですね。僕もお互いに発信できるように頑張りたいと思います。では、最後に糸井さんからSPAIAを見てくださっているユーザーに、何か一言メッセージをいただければと思います。

糸井:僕もアンバサダーをさせていただいてから、色々と携わるようになって本当に面白いコンテンツがたくさんあるなと感じましたし、今後のSPAIAもすごく楽しみです。楽しいコンテンツがたくさんありますし、これからもできると思うんで、ぜひ皆さん、これからもよろしくお願いします!

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