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水球の強い国はどこ?名選手は?

2016 11/10 10:16
水球
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Photo by Vladimir57/Shutterstock.com

水球は日本でもその名を知られているスポーツではありますが、まだ他の種目に比べマイナーな種目であると言えるかもしれません。ヨーロッパでは人気のあるスポーツであり、強豪国が多数あります。国技となっている国もあれば、プロリーグが存在している国もあります。ここでは、それらの国を紹介していくことにしましょう。

水球強国イタリア!

水球のイタリア代表選手は、これまで男女ともに数々の栄光を手にしています。どちらか一方ではなく、男女両チーム共に強いというのはこのイタリアぐらいではないでしょうか。
特に、近年イタリア男子を支えてきたゴールキーパー、ステファノ・テンペスティ(Stefano Tempesti)の存在は大きいといえます。5大会連続でオリンピックにも出場し、直近のリオオリンピックでは、銅メダルの獲得に大きく貢献しました。この大会を最後に代表引退を表明した彼の偉業は次の世代に引き継がれることでしょう。

水球強国イタリア女子代表をけん引するレジェンド、タニア・ディ・マリオ

水球女子イタリア代表キャプテンのタニア・ディ・マリオ(Tania Di Mario)。
彼女は4度のオリンピックを経験し、イタリアの中心選手として若手時代から今まで戦ってきました。2004年のアテネオリンピックでは見事に金メダルを獲得し、その強さを証明しました。冷静に試合を分析し、周りに的確に指示を出す。そして、攻める時には一気にたたみかける。そんなプレーが周りを鼓舞し、勝利へと導きます。そんな彼女の水球への熱意は今もなお、冷めることはありません。

水球王国!ハンガリー

水球の強豪国と言えば、やはりハンガリーを外すことはできないでしょう。過去のオリンピック金メダル獲得数の多さをみてもその代表の強さは見て取れます。
ハンガリー国内には温泉を利用した温水プールが多く、どのスポーツクラブもスイミングスクールを開設していることから、水球に親しめる環境が整えられています。
また、水中の格闘技と言われれるほど激しいスポーツのため、フィジカルが強くないと戦いにくいのです。日本人よりも体格で勝るハンガリーの選手が数多くいます。

水球王国ハンガリーで活躍する日本人選手

ハンガリープロチームの一つRACIONET Honvedで活躍をしている竹井昴司選手。体格の良いハンガリー人に負けずにゴールを狙う彼のプレーは、ハンガリーのチームでも一目を置かれています。KOJIの愛称で観客席からも応援が飛ぶほどの人気ぶり。常に冷静に状況を判断し、相手の意表をつくプレーが彼の持ち味です。トリックスターと呼ばれている所以といえるでしょう。日本代表FPとしても現在活躍中の彼のますますの活躍を期待しましょう。

水球ワールドカップ

水球ワールドカップは男女ともに1979年に初年度が開催されて以降、2年に1回開催されている世界大会です。4チームずつ2つのグループに分かれて総当たり戦を行い、成績で準々決勝の試合が組まれます。それ以降は、すべてノックダウン方式で順位を決めていき、最終的には、1位から8位まで順位が確定することになります。
過去の成績を見ると、男子国別のランキングでは、セルビア、ハンガリー、ロシア、アメリカ、イタリアの順でトップ5となっています。世界トップレべルの水球を身近で楽しめる迫力満載の大会として人気を集めています。

まとめ

以上、水球についての世界の強豪国や名選手、世界で活躍する日本人選手、世界大会について紹介してきました。世界には、チームを引っ張る名選手の存在や、スター選手が数多くいます。彼らの存在を知って観戦すると、より水球を楽しめますね。