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優勝チームに特徴アリ?Vリーグの優勝傾向を探る

2016 9/8 14:08
バレー 優勝
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Photo by Producer/Shutterstock.com

Vリーグの試合を観てみたいと思っている方へ。
Vリーグの試合を観るなら強い優勝するようなチームを観たいと感じている方がいると思います。
今回はVリーグの過去の優勝チームからその優勝傾向を探ります。

Vリーグで優勝経験のあるチームとは?

Vリーグは、1994年に開幕してから、Vプレミアリーグへとリーグ名の改称を経て、2015/2016シーズンまで22シーズンにわたって行われてきました。
これまでにリーグに参加したチームの数は、廃部や休部、下部リーグへの降格などにより現在は参加していないチームを含めて、男子17チーム、女子21チームとなっています。
過去22シーズンで優勝を経験したチームは男子8チーム、女子8チームとなっていますが、さらに過去10シーズンに絞ると男子6チーム、女子4チームと少なくなります。数字から見てわかるように、すべてのチームが優勝を経験しているわけではなく、男女共に一部のチームのみ優勝を経験しているのです。

優勝回数から見るVリーグの勢力図

では、過去10シーズンのうち優勝経験チームとその優勝回数はどのようになっているのかというと、以下のようになります。

男子
 1回:サントリーサンバーズ、東レ・アローズ、JTサンダーズ、豊田合成トレフェルサ
 2回:堺ブレイザーズ
 4回:パナソニックパンサーズ

女子
 1回:JTマーヴェラス、NECレッドロケッツ
 4回:久光製薬スプリングス、東レ・アローズ

過去10シーズンにおいては、男女共に優勝回数が頭1つ飛び抜けているチームがあり、特に女子では久光製薬スプリングス、東レ・アローズのいずれかのチームが優勝する確率が80%となっており、強さが際立っています。


しかし、優勝回数を過去5シーズンに絞ると以下のようになります。

男子
 1回:堺ブレイザーズ、JTサンダーズ、豊田合成トレフェルサ
 2回:パナソニックパンサーズ

女子
 1回:東レ・アローズ、NECレッドロケッツ
 3回:久光製薬スプリングス

このように、男子においては、近年優勝回数の差が少なくなっており、勢力が分散されていることがわかります。一方、女子においては、久光製薬スプリングスの強さがより際立っています。

優勝チームの陰に監督あり!

ここでは優勝したチームの特徴を考えたいと思います。男女の過去5シーズンの優勝チームのうち、すべてのチームではないものの、その特徴として見られるのがチームをまとめる監督の存在です。

たとえば、男子の2014/2015優勝チームのJTサンダーズと2015/2016優勝チームの豊田合成トレフェルサを率いたのは共に外国人監督でした。JTを率いたモンテネグロ人のブコビッチ監督は、これまで5カ国で代表監督を務めた名将で、それまで優勝から遠ざかっていたチームの意識改革に取り組み優勝を勝ち取りました。また、豊田合成を率いたスウェーデン人のアンデッシュ監督は、徹底してチームに守備のシステムを構築してリーグ初優勝をもたらしました。

女子の久光製薬スプリングスを率いる中田久美監督は、かつて天才セッターと呼ばれる名選手でした。就任した2012/2013シーズンにいきなりVリーグを制覇し、4シーズンで3度の優勝を果たすなど、監督としても実績を残しています。中田監督は、監督としてリーグ初優勝を達成した後のインタビューで、自身では特別なことはしておらず選手のサポートをした、と語っています。
また、2014/2015シーズンに優勝したNECレッドロケッツを率いた山田晃豊監督も、優勝後のインタビューでチームをサポートすることが監督の役割と語っています。チームを支える名監督の存在がリーグ優勝の要因のひとつと言えるでしょう。

まとめ

Vリーグの優勝チームはまだまだ限られているものの、少しずつ勢力図に変化が見られるようになりました。
その変化の背景には、選手の存在はもちろんのこと、チームを引っ張る、もしくは支える監督の存在が挙げられます。
どんな監督がチームを率いているのかということにも注目しながら、Vリーグを観戦してみてはいかがでしょうか。

以上「優勝チームに特徴アリ?Vリーグの優勝傾向を探る」でした。

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