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【2018年春高バレー】高校2冠なるか!東九州龍谷の注目ポイント


2017年のインターハイを制覇した東九州龍谷

2017年のインターハイ、大分県代表の東九州龍谷は見事に優勝を果たした。
「東龍」の通称でおなじみの高校であるが、昨年の春高バレーでは3回戦敗退。下北沢成徳がインターハイ、春高の2冠を達成した陰に隠れ、高校バレー界の主役にはなれなかった。しかし、今回のインターハイ優勝、さらに10月の国体でも準優勝しており、東龍の女王復活を予感している方も多いだろう。

春高では2008年~2012年まで怒涛の5連覇。特に2009年は、インターハイ・国体・春高バレーの3冠を達成したのみならず、天皇杯・皇后杯ではプレミアリーグのチームを破ったこともある。当時は長岡望悠(現:久光製薬スプリングス)がエース、この当時の東龍は、間違いなく高校最強のチームであった。
ここ数年はなかなか優勝の機会はなかったが、今回のインターハイ優勝を経て、再び東龍の時代を作ることが出来るだろうか。

リベロの西村を中心とした粘り勝つバレーが武器

東龍では、高い守備力で粘り勝つバレーを伝統としている。アタッカーからリベロへとコンバートされた西村弥菜美(3年)を中心として、安定したサーブレシーブから、攻撃に転じるのが東龍お得意のパターンだ。バレーはサーブレシーブでそのほとんどが決まってしまうといわれているが、東龍のレシーブは本当にミスが少ない。
特に西村はずっとアタッカーをやっていたため、サーブやスパイクを打つときの選手心理もよく理解している。これはリベロ専門でやってきた選手にはない強みだ。作戦の理解度も高く、東龍バレーを象徴する選手である。

攻撃力でも全国屈指!注目はエースの中川

東龍高校には高身長の選手もそろっており、攻撃力も全国屈指だ。その中で注目なのは、やはりエースでキャプテンの中川美柚(3年)だろう。183cmの長身を誇り、コート内での存在感は抜群。東龍には180cm以上の長身アタッカーが彼女の他にも何人かいるのだが、その中でも文字通り頭一つ抜け出しているように見える。
そして、その長身から放たれるスパイクは威力抜群。コースの打ち分けもうまく、高いバレーセンスで多彩な攻撃パターンに対応できる選手だ。

2年生のアタッカー陣が活躍したインターハイ

だが、今回のインターハイ、優勝の原動力となったのは2年生選手である。誠英高校との決勝戦、第1セット序盤は平山詩嫣のスパイクがよく決まり、チームに流れを持ってくる。すると、終盤からは梅津憂理のスパイクも決まり、幸先よく第1セットを選手することができた。さらにここから合屋咲希の調子も上がっていくと、第3・第4セットでは3人とも絶好調。かわるがわるに得点を重ね、勝利を収めることができた。
結局この試合では、中川のスパイク得点が11だったのに対し、平山が23点、合屋が22点、梅津が21点。特に中川は決定率も59%と高く、この試合のMVPといっても過言ではないだろう。

セッターとのコンビネーションが注目ポイント

中川以外にも、これだけの強力なアタッカー陣がいるのだ。本当に頼もしい2年生たちである。そして、彼女たちの調子を見極め、トスを多く回したセッターの比金有紀(3年)の判断力も素晴らしかった。セッターは司令塔とよくいわれるが、この試合の彼女の活躍は、もはやゲームの支配者だったのではないだろうか。
このインターハイでも、中川とともにベスト6に選ばれている。粘り強い守備、強力なアタッカー陣、そして優秀なセッター、これらが三位一体となって、インターハイを制覇することができたのだ。そしてこれらは、次回の2018年春高バレーでも注目ポイントである。

インターハイ後、10月に行われた国体では、残念ながら大阪選抜チームに敗れてしまったものの、準優勝という成績を収めている。インターハイ優勝の自信が、さらに深まったことだろう。2018年の春高バレーでも、彼女たちが優勝候補の筆頭だ。

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