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【2018年春高バレー】Wエースで目指すは2冠!鎮西高校の春高予想

2017 11/10 12:24Mimu
バレーボール スパイク
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21年ぶりにインターハイを制覇した鎮西高校

2017年、みごと21年ぶりのインターハイ優勝を果たした熊本の鎮西高校。高校バレー界では古くから強豪として知られる伝統チームで、「カナリアイエロー」ともよばれる特徴的な黄色のユニフォームは、長年ファンの間で親しまれてきた。

1月の春高バレーでは、宮浦健人(現:早稲田大学)というサウスポーアタッカーを擁しながら初戦敗退。前年の春高では準優勝という成績を収めており、非常に期待された大会だったのだが、まさかの結果に終わってしまった。しかし、新チームとなった今回のインターハイは、見事にリベンジ成功。その勢いのまま、春高制覇に期待がかかる。

インターハイ制覇の原動力となった自慢のWエース

鎮西高校といえば、やはり鍬田憲伸(3年)・水町泰杜(1年)のWエースが強い。インターハイでは、この2人が攻撃の軸となって、チームを優勝に導いた。特に決勝の開智高校戦では、第1セット序盤こそ相手にリードを許す場面もあったものの、鍬田のスパイク、そしてサーブで立て続けにポイントを奪うと、そこからは完全に鎮西が流れに。

中盤以降は鍬田と水町が強烈なスパイクを何本も決めると、さらに要所でブロックも上手く決まり、開智高校エースである岡本捷吾(3年)に仕事をさせない。すると徐々に相手にミスが出始め、それ以降は完全に鎮西が試合を支配した。結局1セットも落とすことなく、3-0のストレート勝ち、完勝で優勝を決めている。

キャプテンでエース!U-19日本代表にも選ばれた鍬田憲伸

3年生の鍬田は、身長190cmで最高到達点は345cm、高校生離れした高さが特徴の選手である。この大会でも、345cmを跳べる選手は鍬田だけであった。鎮西高校では1年生からエースとして活躍しており、3年生となった今年はキャプテンに就任。コートの中でも外でも、チームをまとめている。
3月には先輩の宮浦とともに、「アジアユース男子選手権大会」のU-19代表に選ばれ、中国やオーストラリア、タイなどの国と戦ってきた。経験値でも、他の高校生より、頭1つ抜けている

彼のスパイクは本当に強力だ。高校生とは思えないほど威力のあるスパイクを放つ。まるで本当にコートに突き刺さるのではないかと心配になってしまうほどだ。さらに打ち分けも上手く、相手ブロックの動きを見てから、コースを変えることも出来る。このインターハイでも、ブロックが全く対応できないほどのスパイクを打っていたシーンは何度も見られた。

だが、彼の本当の魅力は、そのプレーに試合の流れをがらりと変える力があるという点だ。このインターハイの決勝戦でも、彼のスパイク、サーブで立て続けにポイントを奪い、そこから流れが変わっていった。絶対的存在というのは、きっと彼のようなプレーヤーをいうのだろう。

1年ながらパワフルなスパイクを打つ水町

水町も1年生ながら181cmの身長があり、最高到達点は325cm。相手のブロックのさらに上から、威力のあるスパイクを打ち込んでいく。中学時代には「全国都道府県対抗中学バレーボール大会」の熊本代表にも選ばれ、エースとしてチームを日本一に導いた。
さらにその後に行われた海外交流試合ではオーストラリアと対決しており、この時から世界に通用するほどのパワーのあるスパイクを見せ、関係者の間で話題になったこともある。

また、鎮西高校は水町を初めとして、有望な1年生が多い。彼と同じく、全国都道府県対抗中学大会にて、熊本代表として優勝を果たしたメンバーたちが何人も入学してきたのだ。決勝で良い守備を見せたリベロの荒尾怜音や、マッチポイントを決めた谷武珍も1年生である。2018年の春高だけでなく、その先も楽しみなチームだ。

Wエースがマークされたときにどうするかが課題

鎮西高校の売りは鍬田・水町のWエースなのだが、裏を返せば相手のマークはそこに集中してくるはずである。このインターハイを経て、今後はさらに厳しいマークを受けることになるだろう。

だが、春高で優勝するためには、そのマークすらも打ち破っていかなければならない。鍬田・水町のさらなるレベルアップに加え、他の選手たちとのコンビネーション等も課題になってくる。実際に10月の国体では、京都代表に敗れて2回戦敗退という結果に終わっている。果たして、1月に行われる春高までに、どれだけレベルアップすることが出来るだろうか。

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