前回は過去最高の成績を残した高川学園
2017年春高バレーでは、見事に3位という成績を収めた山口県の高川学園。バレー部が実績を残すようになったのは比較的最近であるが、5度目の春高出場で、過去最高の成績を収めることができた。
だが準決勝の東亜学園戦では、0-3のストレート負け。第3セットも26-26の同点まで粘ったものの、最後に2連続でポイントを取られてしまい、結局セットをとることなく敗退となってしまった。
まだまだ全国でトップをとるような高校とは差があるということだろう。西村信キャプテン(現:日体大)も悔しさをにじませていた。
さらに新チームとなった今回のインターハイでも、決勝トーナメントで初戦敗退。安定して全国を勝ち抜くには、まだまだ力をつけていかなければならない。今回は、2018年の春高バレーに向けて、高川学園の注目ポイントやキープレーヤーを予想しよう
昨年の中心選手がそのまま残る
前回の春高バレーでは、高川学園は下級生中心で戦っていた。もちろん中心はキャプテンの西村信であったが、2年生の三輪大将、1年生の持田恒希・山田亜藍など、下級生の活躍もあってのベスト4であった。2018年の春高でも、彼らがキーマンになるだろう。
中でも注目なのは、三輪大将だ。190cmの長身に、最高到達点は340cm。このインターハイでも、鎮西高校の鍬田憲伸に次いで2位となる高さを誇っている(習志野高校の上条レイモンドと同値)。
2017年の春高ではミドルブロッカーであったが、ポジションなんて関係ないとばかりに、相手ブロックのさらに上からスパイクを打ちこんでいた。もちろん本職のブロックも上手く、守備からでも流れを変えられる選手だ。
野球界から転校してきた田中にも注目
さらに、三輪と同学年で面白い存在になるのは、田中友喜ではないだろうか。もともと中学3年生の夏まで野球をやっていたのだが、当時から195cmという身長が大いに注目されており、10月から本格的にバレーに転向。そのまま12月に行われた全国都道府県対抗中学バレーボール大会のメンバーに選出されたほどの逸材である。
バレーに転向したばかりの頃は、やはり技術的な粗さが目立っていたが、この高川学園で基礎から必死に練習した結果、あっという間に全国の選手たちと渡り合うまでになってきた。
やはり素質があったのだろう。彼ほどの身長のある選手は、コートでの存在感も大きい。三輪との2枚看板で、チームに勝利を導くことができるだろうか。
2年生たちにも注目
その1つ下の世代の、持田恒希・山田亜藍らにも期待がかかる。2人とも昨年の春高から活躍しており、左右から強烈なスパイクを放つ姿が印象的であった。1年生ながら堂々たるプレーをし、大きな自信になったことだろう。
他にも、井原海翔やセッターの江藤巧(いずれも2年)など、今年からレギュラーに選出された選手にも注目していきたい。彼らアタッカーとセッター江藤とのコンビネーション、これが高川学園のポイントになってくる。
春高制覇の可能性は十分
高川学園には好選手がそろっており、全国で勝ち抜くためには十分な戦力が整っている。インターハイでは決勝トーナメントの緒戦で敗退してしまったが、彼らならこの悔しさも糧にしてくれるはずだ。
目指すは昨年のベスト4を越える、決勝進出。そして優勝。もちろん、強力なライバル校も多く、そう簡単にはいかないだろうが、彼らが今までやってきたバレーを出し切ることが出来れば、十分にその可能性はある。