選手層の厚さと全国への豊富な経験を持つ共栄学園の選手たち!
共栄学園の正式名称は「共栄学園中学高等学校」といい、中高一貫教育が特徴の学校だ。 中学の選手が関東や全国といった大舞台を経験し、その選手の多くが高校に進学してくるため、必然的に共栄学園の選手層は厚くなるのである。 共栄学園の卒業生には、元女子バレーボール日本代表として在学時代から世界選手権やワールドカップに出場し、現在は淑徳大学女子バレー部の監督として活躍する益子直美さんをはじめ、多数のバレーボール選手がいる。
2017年7月に開催される全国高等学校総合体育大会(以下、インターハイ)バレーボール女子において活躍が期待される高校の1つが、学校法人共栄(きょうえい)学園共栄学園高等学校女子バレーボール部(以下、共栄学園)である。2年ぶりにインターハイ出場を目指している共和学園。インターハイ出場の鍵となるのが春高バレーで活躍した1、2年生だ。彼女たちがどんな強さを持っているのか、これからどんな風に成長していくのか注目である。ここでは共栄学園の今までの功績や強さの秘訣について紹介する。
共栄学園の正式名称は「共栄学園中学高等学校」といい、中高一貫教育が特徴の学校だ。 中学の選手が関東や全国といった大舞台を経験し、その選手の多くが高校に進学してくるため、必然的に共栄学園の選手層は厚くなるのである。 共栄学園の卒業生には、元女子バレーボール日本代表として在学時代から世界選手権やワールドカップに出場し、現在は淑徳大学女子バレー部の監督として活躍する益子直美さんをはじめ、多数のバレーボール選手がいる。
共栄学園は中学、高校ともに関東大会や全国大会で成果を出しているチームだ。高校で活躍する選手の中には、速い動きから繰り出されるブロード攻撃と抜群の得点力で注目を集めた荒谷栞(あらたにしおり)選手がいる。
2017年1月におこなわれた第69回全日本バレーボール高等学校選手権大会(以下、春の高校バレーボール大会)ではベスト8入りを果たしている。第66回大会ではベスト4に勝ち残るなど着実に全国で実績を残しているチームだ。
共栄学園には毎年20名前後の部員が在籍しており、共栄中学で活躍した選手も多数進学していることから選手層は厚い。チーム編成も学年関係なくおこなわれ、様々な選手が試合に出場している。数多くの有力な選手が活躍する中で特に注目してほしいのが、2017年の第69回春の高校バレーボール大会で活躍した1、2年生だ。
特にセッターの菊地実結選手の活躍が期待されている。これまでの経験を糧に成長した菊地選手をはじめとする共栄学園の選手たちが、インターハイでも活躍するのが今から楽しみだ。
共栄学園のプレースタイルといえばダブルセッターである。セッターが2人いることによって相手のブロックをかく乱し、攻撃を読みづらくする。相手としては慣れない攻撃のため、手が読みづらい。 共栄学園というと高校が注目を浴びやすいが、中学も相当な実績を持っている。2015年は、東京都中学校バレーボール春季大会、関東中学校バレーボール選手権大会、全国中学校バレーボール選手権大会においてベスト8に入っている。中学から共栄学園で鍛えられた選手たちが、高校でその実力を発揮しているのも強さの秘訣ではないだろうか。
共栄学園はこれまでに春の高校バレーで輝かしい成績を残している。ではインターハイの成績はどうだろうか。過去3年間のインターハイにおける成績は以下である。
【インターハイの実績(過去3年間)】
・2014年インターハイ(開催地:南関東):ベスト8
・2015年インターハイ(開催地:大阪府):未出場
・2016年インターハイ(開催地:山口県):未出場
過去3年間のデータからここ2年間はインターハイから遠ざかっていることが分かるかと思う。代替わりした新生チームのメンバーには、全国を経験している選手も多く存在するため、これまで以上の成績を残してくれることを期待している。
インターハイの注目校の一つである共栄学園を紹介した。この2年間はインターハイ出場を逃しているが、共栄学園が持つ全国大会の経験を活かして、ぜひインターハイ出場、上位入賞を目指してほしい。