空海に源流を発する洛南高校
京都のバレーボール強豪校として知られる洛南高校。歴史は古く、天長5年に空海が設立した日本初の私立綜芸種智院が源流とされています。規律正しい風紀が特徴で毎年、東京大学、京都大学といった日本難関大学に合格者を多数出す日本有数の進学校です。
またバレーボール以外でもバスケット、陸上、体操種目などで全国クラスの成績を上げる部活動が盛んな学校でもあります。勉学とクラブ活動を通して、空海の教えである、正しい道を歩む生徒の育成に努めます。
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全国大会の常連校として名を連ねる洛南高校。2017年インターハイでは優勝候補として注目されています。そこで洛南高校の強さの秘密から試合の見どころまでご紹介します。
京都のバレーボール強豪校として知られる洛南高校。歴史は古く、天長5年に空海が設立した日本初の私立綜芸種智院が源流とされています。規律正しい風紀が特徴で毎年、東京大学、京都大学といった日本難関大学に合格者を多数出す日本有数の進学校です。
またバレーボール以外でもバスケット、陸上、体操種目などで全国クラスの成績を上げる部活動が盛んな学校でもあります。勉学とクラブ活動を通して、空海の教えである、正しい道を歩む生徒の育成に努めます。
洛南高校はこれまでにも多くの実力派選手を輩出してきていますが、中でも特に有名なのは福澤達哉選手でしょう。洛南高校時代にはチームを率いて日本一に大きく貢献。その後、中央大学在学中に全日本代表にも選ばれ、2005年のワールドリーグで代表デビューを果たします。
そして、北京オリンピックでは清水邦広選手とともに最年少で出場し、テレビでも取り上げられ、一躍有名人となりました。その後パナソニックパンサーズに入団し、新人賞を獲得するなど、日本男子バレーをけん引してきた選手です。
2004年のインターハイ優勝以降、毎年のように全国大会へコマを進めながらもなかなか日本一の座をつかめなかった洛南高校ですが、2017年のインターハイは全国優勝が期待されています。2017年春高バレーではベスト8という結果でしたが、この時レギュラーで3年生は1人だけという若いチームでした。
そしてその時にWエースとして活躍したのが、当時1年生の大塚選手と垂水選手。1年生のうちに全国の場で培った貴重な経験を生かして、2017年のインターハイでは日本一を目指します。
洛南高校の試合を観戦する時に、是非注目してほしい選手がいます。それが先ほどご紹介した大塚達宣選手です。高校1年生時点ですでに身長191cm、最高到達点35cmという実業団顔負けの身体と身体能力を生かした、キレのあるスパイクが魅力です。
そして2017年にはアジアユース選手権に向けて、日本代表合宿にも呼ばれています。試合観戦の際には、これから日本の男子バレーのエースになるかもしれない大塚選手の、高い跳躍力から繰り出されるスパイクに注目しましょう。
大塚選手と垂水選手、Wエースの高い攻撃力が魅力の洛南高校ですが、日本一の座につくためには多くの強豪校を倒す必要があります。中でも洛南高校にとって大きなライバルになりそうなのがまず、駿台学園です。昨年2冠の王者です。
また春高優勝の原動力となった当時2年生の伊藤洸貴選手にも警戒が必要です。また、同春高バレーで3位となった習志野高校も駿台高校から1セットを奪う活躍を見せ、その後の新人戦でも8年連続の優勝と、次年度に向け確実に力をつけていることも注目です。
2004年以降のインターハイ優勝を目指す洛南高校。超高校級の大塚選手をはじめとした、身体能力の高い選手たちの力で圧倒するバレーで2017年の世代交代でも力をつけ、全国に挑みます。若い選手たちの躍動のプレーに注目しましょう。