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インターハイ2017ベスト4へ、市立尼崎男子バレーの挑戦

2017 4/12 12:06吉田 和喜
バレーボール
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出典 Stavchansky Yakov/Shutterstock.com

18年連続で春高バレーへと出場を続ける西の強豪市立尼崎。インターハイの舞台では2010年以降準決勝の舞台へと進めていませんが、インターハイ2017では、ベスト4を目指します。

西の強豪・市立尼崎高校

市立尼崎高等学校(以下、市立尼崎)といえば、2016年に硬式野球部が33年ぶりに甲子園出場を決めたことでも話題となりましたが、西日本では男子バレー部も引けを取らない強豪校です。現に春高バレー2017では、18年連続・29回目の出場。インターハイでも2009年には準優勝、2010年にはベスト4まで勝ち残っています。
当然卒業生の中にも筑波大学や早稲田大学、大阪体育大学といった上位校へ進学し、バレーを続ける選手も多くいます。その中でも卒業後、実業団に入団した選手をご紹介します。

市立尼崎出身の有名プレーヤーたち

市立尼崎出身の有名プレーヤーといえば、久原兄弟でしょう。もともと父親が地元スポーツチームの監督をしていたこともあり、小学生の頃からバレーボールを始めました。兄の久原大輝選手は2009年のインターハイ準優勝時の中心メンバーです。全日本ユースにも選ばれ、その後筑波大学に入学、全日本インカレでは優勝し、4年時にはキャプテンも務め、現在JTサンダースにて活躍しています。
そして弟の久原翼選手は、高校3年生時にキャプテンとして全日本ユースに選出され、第9回男子バレー選手権で日本3位獲得に貢献。その後は、東海大学へ進学し活躍。現在はパナソニックパンサーズへの入団も決まり、兄弟揃っての東京オリンピック出場と活躍が期待されています。

3冠果たした駿台相手に泣いた春高バレー2017

2010年のベスト4以降、なかなか準決勝の舞台へと進めていない市立尼崎ですが、春高バレー2017では2年ぶりのベスト16へと進出。ベスト4へ向け、意気込みは十分でしたが、惜しくも準々決勝の相手は、春高バレー2017を制して全国3連覇を決めた駿台高校。
結果は17-25、12-25と力の差を見せつけられましたが、3年生・2年生とバランスがいいチームで全国の舞台を経験できたことは、次の世代への良い準備となりました。

ベスト4へ向けて好発進!

兵庫県では、チームを引っ張っていた3年生が引退後の2月4~6日に新人戦が行われました。インターハイに向けて新体制の力を試す試金石となる大会ですが、市立尼崎は圧倒的な力で優勝。決勝戦までを含め、全て2セット先取のストレート勝ちでした。インターハイのベスト4に向け、期待がかかります。
特に春高バレーにもレギュラー参加していた野口選手の活躍に注目です。相手のチーム状況をよく見て、コースを打ち分けたりフェイントを使ったりと技巧派の選手でブロックの読みも鋭く、市立尼崎の攻守ともに要となる選手です。

まとめ

春高バレー2017では、ベスト16に終わった市立尼崎ですが、インターハイに向けての準備は上々のようです。インターハイベスト4へ向けて、野口選手を中心とした市立尼崎の選手たちの活躍に注目しましょう。