やはり2017年の春高バレー優勝校「下北沢成徳高校(東京)」
なんといっても2017年春高バレーの優勝校である下北沢成徳高校が一番の優勝候補だ。岡山県の強豪校である就実高校を破って2年連続優勝を果たした。
次回のインターハイには、1年生からレギュラーでキャプテンを務めていた注目の黒後愛選手は、残念ながら卒業で不在となる。しかし、全日本バレーのメンバーである石川祐希選手の妹である真佑選手の加入で、チームはさらに強さを増しているため注目度は変わらないだろう。
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2017年の年明けすぐに行われた春高バレー。最高潮の盛り上がりで、未だ熱が冷めないままにインターハイが迫りくる。勢いづいた彼女たちの戦いの結果を予想してみよう。
なんといっても2017年春高バレーの優勝校である下北沢成徳高校が一番の優勝候補だ。岡山県の強豪校である就実高校を破って2年連続優勝を果たした。
次回のインターハイには、1年生からレギュラーでキャプテンを務めていた注目の黒後愛選手は、残念ながら卒業で不在となる。しかし、全日本バレーのメンバーである石川祐希選手の妹である真佑選手の加入で、チームはさらに強さを増しているため注目度は変わらないだろう。
伝統の強豪校である金蘭会高校も優勝候補の1つだ。2017年の春高バレーでは、身長182cm、最高到達点308cmのエース宮部藍梨選手の故障が足を引っ張る結果となり、鹿児島女子高校と並んで第3位だった。
しかし、2015年度は、春高、インターハイ、国体の三冠を達成しており、2016年度は国体で優勝している。2016年のインターハイの決戦では下北沢成徳高校に圧勝されたが、リベロ(守備専門の選手)を含む4人が2年生というチーム構成と、持ち前の強いフロアディフェンスで手堅いバレーが注目されている。
2017年の春高バレーで準優勝した、岡山県の就実高校も優勝候補の一角だ。決戦で下北沢成徳高校と対戦し、善戦の末に敗退。また、2016年のインターハイでも準決勝で対戦し、敗退した結果3位だった。しかし、注目のミドルブロッカー小川愛里奈選手の活躍により、チームとしては好成績を収めた。
インターハイは、3年連続41回目の出場となるバレー伝統校で、サーブやレシーブの高い技術を持つ選手が揃っており、大いに期待ができるチームだ。
2017年の春高バレーの3回戦では、山口県の誠英高校に1-2で敗退した。エースの吉岡美晴選手が国体で足を骨折したこともあり、力を十分に発揮できなかった大分県の東九州龍谷高校だが、2016年のインターハイでは岡山県の強豪校である就実高校と共に3位だった。
出場に16年もの間ブランクがあるものの、32回目出場のバレー伝統校だけありベスト4に残り、地元を大いに賑わした。
今年の春高バレーで金蘭会高校と共に第3位、ベスト4入りを果たした鹿児島女子高校も優勝候補だ。昨年のインターハイ1回戦では、愛知県の岡崎学園と対戦し敗退、今年の春高バレーの準決勝では下北沢成徳高校と対戦し惜しくも敗退。
しかし地元鹿児島では、春高バレーには2年ぶり34回目の出場、2016年インターハイには2年ぶり46回目の出場のバレーの有名伝統校だ。しかも練習が厳しいにもかかわらず、部員達の成績は非常に優秀で、文武両道で頭脳プレーが期待できる学校だ。
3年生選手は卒業とともにチームを去る為、チーム編成により予想と違う結果が出るかもしれない。