日本がバレーボールでオリンピックに出場するには?
バレーボールだけではなく、オリンピック競技は大会ごとに選考基準や選考方法が変わってきます。この選考について分かるようになるのが、オリンピック開催の約2年前になります。実際に選考するための世界大会は、1年前からオリンピックの直前まで行われます。2016年リオオリンピックでは、男女とも12カ国が代表として選ばれました。代表の数も何カ国になるのか、4年後の東京オリンピックでは現在決まっていないということになります。
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東京オリンピックが楽しみな方へ。もっとオリンピック競技のことを知りたい人のために、今回はバレーボールのオリンピック出場資格について、説明します。
バレーボールだけではなく、オリンピック競技は大会ごとに選考基準や選考方法が変わってきます。この選考について分かるようになるのが、オリンピック開催の約2年前になります。実際に選考するための世界大会は、1年前からオリンピックの直前まで行われます。2016年リオオリンピックでは、男女とも12カ国が代表として選ばれました。代表の数も何カ国になるのか、4年後の東京オリンピックでは現在決まっていないということになります。
リオオリンピックでは男女とも12カ国が選ばれました。このうち1カ国は、無条件でオリンピック開催国が選ばれます。今回のリオオリンピックではブラジルが必ず代表国に選ばれて、次回の東京オリンピックでは日本が必ず代表国に選ばれるということになります。残りの11カ国の枠を争って、最初はワールドカップの成績が関わってきます。ワールドカップの優勝国と準優勝国の2カ国がオリンピック出場資格を獲得することができます。
オリンピック開催国とワールドカップ優勝国・準優勝国で3カ国が決まります。残りの9カ国の枠のうち、5つを大陸予選で決めることになります。大陸予選は、ヨーロッパ・南米・北中米・アフリカ・アジアの5つの大陸ごとに試合が行われます。大陸ごとに1位通過の国が、オリンピック出場資格を獲得できます。日本はアジア予選で勝たなければ、オリンピック出場資格の枠が残りわずかとなって厳しい戦いを強いられます。大陸予選が一番出場枠も多いので、どの国も白熱しています。
残り4枠しかないバレーボールのオリンピック出場枠のうち、世界最終予選で3枠が決まります。世界最終予選は大陸関係なく、まだオリンピック代表に選ばれていない国同士が争う大会です。日本を含むアジアが、バレーボールのオリンピック出場資格で厄介になってくるのが世界最終予選です。大陸予選のアジア大会は、世界最終予選と同じタイミングで行われます。世界最終予選とアジア最終予選が一緒なので、より混戦が予想される試合になっていきます。
アジア予選と世界最終予選が一緒に行われるため、順位に関係なく日本がアジア勢で一番優秀な成績を収めれば、オリンピック出場が決まります。世界最終予選は上位3カ国がオリンピック代表に選ばれますが、日本が世界最終予選で4位や5位であっても、アジアでトップならば日本もオリンピック代表に選ばれます。これら数々の予選に加えて、別大陸開催予選という1枠を決める大会で選ばれた国の計12カ国が、オリンピックでメダル争いをします。
いかがでしょうか?東京オリンピックではどのような選考基準になるのかが分かりませんが、日本はアジア大陸で一番になる実力が必要になってきます。日本のオリンピックの活躍を、今後とも期待しましょう。