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全日本女子バレー復活の理由!さまざまな点から徹底解説

2016 10/11 18:34
日本女子バレー
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Photo by anucha maneechote / Shutterstock.com

全日本女子バレーについて深く知りたい方へ。 長らく低迷期にあった女子バレーがどうしてここまで強くなったか知りたい方は、ぜひご覧ください。 これまでの歴史や戦略などにふれながら、わかりやすく解説していきます。

乗り越えたい銅メダルの壁

全日本女子バレーは「東洋の魔女」と呼ばれた無敵の1960年頃以降、長きにわたって低迷期に入ります。 これには、チームを牽引してきた選手たちの衰えもあるでしょうが、あまりに強かった日本の女子バレーが他の国から研究されつくしてしまったことも原因でしょう。強いチームは良くも悪くも目の敵にされます。日本の女子バレーも例外ではなかったんですね。
以降、2010年の世界選手権での銅メダル獲得までには長い年月を要しました。その後、2012年のロンドンオリンピックでは銅メダル、2013年のワールドグランドチャンピオンズカップ(4年に1回開催、通称グラチャン)でも銅メダル。
しかし、長きにわたって低迷してきた女子バレーは、復活の兆しを見せつつも、「銅メダルの壁」を乗り越えられずにいました…。

眞鍋監督の新戦略「ハイブリッド6」で挑んだ2014年

前述の日本の躍進は、2009年度より前任の柳本晶一監督から指揮を引き継いだ眞鍋政義監督によって達成されたものでした。最新の機器を使って自分たちと相手チームのデータ分析、戦略の分析を進めて日本の女子バレー新しいものに変えようとしたのです。柳本監督はかなり厳しく古風な監督でしたが、この眞鍋監督から日本のバレーはガラリと変わっていくことになりました。
その中で、眞鍋監督が重視した新戦略が「ハイブリッド6」です。わかりやすく言うなれば、「ポジションを固定せず何でもできるようになること」でしょうか。通常のバレーにはミドルブロッカーと呼ばれる高身長で守備をこなす選手や、竹下選手がこなしていたセッターなどのさまざまなポジション・役割があります。
しかし、このハイブリッドという言葉が示す通り、コートに立つ6人は「攻めも守りも何でもこなすこと」を求められるようになりました。 この斬新とも思える戦略により、日本は相手チームから読まれづらい変幻自在の攻撃と守備が可能になり、2014年のワールドバレーボールグランプリでは、ついに銀メダルを獲得することができたのです。

組織力で打ち勝つ日本の女子バレー

前述のハイブリッド6の欠点は、「誰が拾うか譲り合い」になってしまう危険があるということです。ポジションを固定しない場面が頻発するため、思わぬタイミングで飛んできたボールを誰が拾いにいくのか考えたときに、タイムラグが生じてしまうということですね。そうなれば、言わずもがな得点されてしまいます。
しかし、不思議なことに日本の女子バレーにはそういった場面がほとんど見られません。10代の頃から代表チームに選ばれている木村沙織選手を筆頭とした多くの若手選手の台頭、コミュニケーションの推進、眞鍋監督の新しいバレーの導入が功を奏し、高いレベルの「組織力」を維持しているからでしょう。
これからの女子バレーのさらなる躍進に期待したいところですね。

まとめ

日本の女子バレーは1960年頃の「東洋の魔女」時代を経て、長い間低迷することに。 しかし、2009年度より眞鍋監督に指揮が移ると、データ分析、新戦略「ハイブリッド6」などの改革が進み、ついには世界の大舞台でも銀メダルを獲得できるようになりました。 木村選手を筆頭に若手選手の台頭も進んでおり、チームの組織力も上々。今後のさらなる躍進にも期待が持てそうです。 皆さんもぜひ注目してみてくださいね。

以上「全日本女子バレー復活の理由!さまざまな点から徹底解説」でした。

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