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高校時代から活躍していたバレーボール選手は?

2016 10/12 03:34
バレーボール 女子
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Photo by anucha maneechote / Shutterstock.com

野球やサッカーでは日本代表のトップチームに高校生が選ばれることはまずない。 しかし、バレーボールの世界では”スーパー高校生”として日本代表入りして世界の舞台で活躍する選手が出てくる。 今回は高校時代に日本代表入りした選手たちを紹介する。

天才少女”中田久美”

高校生どころか中学生時代に全日本入りした強者もいる。それは、全日本で主将も務めた中田久美だ。 中田久美は弱冠15歳で全日本入りし、試合にも出場している。セッターのイメージが強い中田久美だが、代表入り当初はセンターだった。中学を卒業して日立入りした後にセッターへ転向しているのだ。
セッターに転向した後も日本代表入りを果たし、ロサンゼルス・オリンピックで銅メダルを獲得するなど、世界の舞台で活躍した。現在は指導者として後進の育成に努めている。

”メグカナ”で大ブレイク”大山加奈”

栗原恵と”メグカナ”コンビで活躍した”パワフル・カナ”こと大山加奈も高校デビューの選手だ。 大山加奈は小学生時代に全国優勝を果たした時から注目されていた。バレーボールの名門である成徳学園に進学して高校でも全国制覇を達成し、17歳で代表入りを果たす。2002年の世界選手権では高校生として唯一の出場を果たした。
以降はケガに悩まされるが、2009年まで日本代表として活躍する。現在はリポーターなどで活躍している。

4大会連続五輪出場!”木村沙織”

近年で”スーパー女子高生”として注目されたのは木村沙織だろうか。成徳学園中学では全国制覇を果たし、高校でも春高バレー優勝と常に頂点に立ち続ける。
2004年のアテネ・オリンピック予選で全日本デビューを果たしブレイクする。その後は全日本のエースとなり、海外移籍も経験した木村沙織は、女子として日本人初の4大会連続オリンピック出場を果たす。2016年のリオ・オリンピックでは主将としてチームを引っ張った。残念ながらメダルを獲得することはできなかったが、木村沙織の頑張りはファンの記憶に残るだろう。

次代のヒロインか!?”宮部藍梨”

木村沙織の後を受け継ぐ存在となりそうな高校生が昨年登場した。ナイジェリア人の父と日本人の母を持つハーフ選手の宮部藍梨だ。ナイジェリア人とのハーフというのはプロ野球で活躍するオコエ瑠偉選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)と同じだ。 身長は181センチと木村沙織より4センチ低いが、スパイク時の最高到達点は309センチと木村沙織より5センチ高く、バネが非常に強い選手だ。
2015年のワールドグランプリでデビューし、リオ・オリンピックのメンバー入りを目指したが、惜しくも落選してしまう。2020年の東京オリンピックに向けて4年間頑張ってもらいたい。

まとめ

15歳、16歳から全日本代表で活躍するスーパー高校生たちの多くは、長きにわたって日本代表を支えてくれている。 次代のヒロインは宮部藍梨になるのだろうか。 リオ・オリンピック後の新たな日本代表に注目したいと思う。