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初心者必見!トライアスロンのバイクがどんどん速くなる練習法

2016 12/16 11:07
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Photo by meunierd / Shutterstock.com

長いトライアスロンのレース時間のうち、およそ半分はバイクです。 そのため、バイクが速くなれば自然とレース全体の順位・タイムも上がってきます。 そこで、バイクのタイムが向上するコツや練習法をわかりやすく解説いたします。

トライアスロンレースの半分を占める「バイク」

トライアスロンのレースに初めて参加する場合、一般的なオリンピックディスタンスと呼ばれるスイム1.5km・バイク40Km・ラン10kmのレースとなることが多いです。このタイプのレースの場合、レース時間の半分以上がバイクということになります。
そのため、バイクでより速く進めることがレース全体のタイムを向上させるためのキーポイントと言えます。そこで、タイムを向上させるためのバイク選びから練習法までご紹介します。

タイム向上はぴったりのバイク選びから

トライアスロンは比較的お金のかかる趣味と言われますが、その一番大きな出費がバイクです。どのバイクを買えばいいのかが、トライアスロン初心者のぶつかる最初の難問かもしれません。基本的にはバイクの性能は値段に比例します。できるだけ安く済ませたいと、かなり安めのバイクを買ってしまうと、重くてギヤの性能も低いため、なかなかタイムが伸びません。
初めてのロードバイクは、可能なら15万円から30万円前後のものを選びましょう。逆にそれ以上になると、値段に対して性能の差がわずかなので、初心者の方にはコストパフォーマンスが悪くなります。ロードバイクを多く扱う専門店で、詳しい店員さんと相談しながら決めましょう。 TTバイクというタイムトライアル専用のバイクもありますが、操作が難しいので最初はロードバイクを選びましょう。

バイク練習法1:スピードを保つトレーニング

ロードバイクを購入すると、その軽さから最高速度が気になるものです。しかし、本番のレースでは40kmも走らなければなりません。そこで、バイクのタイム向上のための練習で重要なことは、「平均スピードを保って走る」ことです。 初心者の方が最初に目標にするのは、40kmで1時間30分を切ること。そのためには、だいたい平均時速27Kmをキープしなければなりません。トレーニングでは時速27kmで10Km 、次に20Kmと段々と距離を伸ばして、最終的には40Kmを平均時速を保ちながら走れるようにしましょう。

バイク練習法2:コーナリング操作を身につける

実際にトライアスロンのバイクレースに出てみると、レースコースはずっとまっすぐなわけではありません。そこで、いかにスピードを落とさずにコーナリングできるかで、タイムは大きく変わります。
コーナリング技術の向上に大切なのは、基礎練習です。10mほどの間隔でコーンを2つ置いて、8の字に走行しましょう。慣れてきたら少しずつスピードを上げます。地味な練習ですが、プロも必ず行っている練習法です。基礎練習の時間は絶対に裏切らないので、時間を取って練習しましょう。

バイク練習法3:4競技目とも言われるトランジションの練習

トライアスロンのレース時間を縮めるために重要なのが、トランジションと呼ばれるスイム→バイク、バイク→ランへの移動です。この時間もタイムは止まらないので、第4の種目とも言われています。
トランジションの練習では、ウェットスーツを脱いでからサングラス・ヘルメット・シューズの着用までの動きを、常に同じルーティンでできるよう練習します。そうすると本番でも時間のロスが少なくなります。レースの前日などは筋肉疲労を防ぐためトレーニングは避けますが、このトランジションの動きの練習は欠かさずにするようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。トライアスロンの要とも言えるレース時間の長いバイクで、タイムを縮めるためにできる練習をご紹介しました。 練習では何より同じ平均時速を保って走ること、コーナリング技術を磨くことが重要になってきます。 意外と見過ごせないトランジションの練習も含めて、しっかりトレーニングしてレースで良い結果を出しましょう。