フェデラーの記録を破ったノバク・ジョコビッチ!
2008年オーストラリアンオープン準決勝で王者フェデラーとの対戦が実現した。当時、フェデラーとナダルが男子テニス界をリードしてきたが、この一角に入り込んでくる一人としてジョコビッチが台頭してきた。
この年、フェデラーは、2005年から連続してグランドスラム大会の決勝進出を10回続けてきたが、この記録を止めたのがこのジョコビッチだった。結果その後の決勝でツォンガを破り、グランドスラム初優勝を決めた。その後徐々にランキングを上げていくことになる。まさにこの試合がジョコビッチ飛躍の1試合になったといえるだろう。
ノバク・ジョコビッチの肉体改造に学ぼう!
ノバク・ジョコビッチが王者になることができたのは、肉体改造を行ったことが大きいと言える。今では信じられないが、ランキングが上がってこなかった当初のジョコビッチは、まだ体の線も細く体力面でも、他の選手に劣る部分もあったのだ。ではなぜそんなジョコビッチが王者と呼ばれるまで強くなったのか。
その要因の一つに肉体改造があげられる。グルテンを摂取することでアレルギー反応を起こすセリアック病にかかっていることが分かって以降、その食生活を見直し、またヨガなどを取り入れることでその肉体を変えていったのだ。
ノバク・ジョコビッチはテニス外でも活躍!
ノバク・ジョコビッチは、テニスでの功績は言うまでもない。そんな彼は、テニスから離れたところでも活躍していることをご存知だろうか。彼は、セルビア出身で12才の時にはコソボ紛争を経験しているのだ。そんなこともあり、貧しくて教育を満足に受けることができない子供たちや食事を十分にとれない子供達への支援をおこなっている。
記憶に新しいのは、日本でおこった東日本大震災の時には、チャリティーマッチやSUPPORT TO JAPANの文字をテーピングに書いてメッセージを送ってくれた。テニスを通じながら世界に元気を届けてくれている。
ノバク・ジョコビッチのプレースタイルはこれ!
その時代時代でテニスのプレースタイルには変化が見られる。1時代前にはサーブ&ボレーが多く使われていた時代もある。現在は、ベースラインでラリーを行うストローカーが主流になっている。ジョコビッチはまさにその代表格で、ベースラインから強気に打っていくアグレッシブなプレーは相手をねじ伏せてしまう。
彼の場合は、高い守備力がある事でも知られており、左右への動きは勿論のこと、上下への揺さぶりにも対応できる柔軟さがある。ポジショニングの良さがその守備力を高めており、攻撃への準備が早くできるのがこの強さを引き出している。
ノバク・ジョコビッチの性格は
男子テニス界のエースであるノバクジョコビッチは、結構お茶目だ。2014年の全仏オープンでの出来事だ。雨により中断となってしまった試合だが、普通であれば、控室に戻り、気持ちを切り替えるところだが、なんとジョコビッチが周りを楽しませるパフォーマンスを見せたのだ。
傘を持っていたボールボーイを同じベンチに座らせて、お喋りをはじめたり、飲み物をあげたりと。なんとも微笑ましい場面となった。雨で中断など集中が切れそうなところだが、そんな時こそ遊び心をもつジョコビッチ。素晴らしいメンタル力である。
まとめ
今やテニス界の絶対王者ジョコビッチの今後の活躍にますます期待が持てそうだ。