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~グランドスラム~それはテニス観戦を楽しむために必要な言葉

2016 9/8 23:08
テニス
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Photo by Leonard Zhukovsky/Shutterstock.com

年々人気が高まってきているテニス。
最近見始めた方へ向けて、観戦をより楽しむためにぜひ知っておきたい基礎知識「グランドスラム」について解説する。

「グランドスラム」ってなんのこと?

グランドスラムとは英語のgrand slamという言葉のことで、もともとはカードゲームで圧倒的な勝利を収めることを指していた。
テニスの場合は、国際テニス連盟が決めた4つの主要な大会、いわゆる4大大会すべてに勝つことをグランドスラムと呼ぶ。また4大大会そのものを指してグランドスラムと呼ぶこともあるので、どういった文脈で使われているか注意してみてみよう。
1年間のうちに4大大会をすべて勝つことが最も純粋なグランドスラムとなるが、これはとても困難なことでシングルス部門ではいままでに5人しか達成者はいない。現役の間に達成することは生涯グランドスラムと呼ばれ、これはジョコビッチ選手が2016年6月に達成し話題になった。

グランドスラムその1、全豪オープン

ここからは4大大会のそれぞれについて解説していく。
まず年の始め、1月にオーストラリアのメルボルンで開催されるのが「全豪オープン」だ。会場となるメルボルンパークには26面のテニスコートがあり、開閉式の屋根付きコートも整備されている。
4大大会の中で唯一の南半球で開催される大会で、1月は真夏にあたる季節になる。年の始めでコンディションを整えるのが難しかったり、暑さを考慮して試合時間が変更されたりと選手にとっては少し困難な状況が生まれることも多い大会だが、見る側としては番狂わせの多い魅力的な大会ともいえる。
2011年から2016年までの6年間でノバク・ジョコビッチ選手が5回優勝しており、得意な大会になっている。

グランドスラムその2、全仏オープン

5月末から6月始めにかけて開催されるのが、全仏オープンだ。
フランス・パリにある森林公園「ブローニュの森」に隣接するスタッド・ローラン・ギャロスが会場になる。この会場は2020年に屋根の設置が予定されているが、屋根のないコートで開催されることで天候による影響を強く受ける大会だ。
またコートはすべてクレーコート(赤土のコート)であるため、試合展開も他の大会とは違うものを楽しむことができる。クレーコートのスペシャリストが優勝することが多くなっていて、グランドスラムを達成するうえで最難関とされている。
クレーコートを得意とするラファエル・ナダル選手が通算9勝をあげる独壇場となっていたが、2015年にはスタン・ワウリンカ選手、2016年にはノバク・ジョコビッチ選手が優勝している。

グランドスラムその3、ウィンブルドン選手権

全仏オープンが終わると3週間ほどの間をあけて、ウィンブルドン選手権が始まる。6月最後の月曜日から2週間、イギリス・ロンドンにあるウィンブルドンで開催され、日本では「全英オープン」と呼ぶこともある。1877年に初開催された格式の高い大会で、コートに立つ選手は白いウェアの着用が義務付けられている。賞金総額もハイレベルで2015年の賞金総額は2675万ポンド、日本円で約48億5千万円となっており、イギリスでも競馬やゴルフと並んで最高峰の競技大会に位置付けられている。地元イギリス出身のアンディ・マレー選手が力を発揮する大会で、2013年に初優勝をかざり、77年ぶりのイギリス人によるウィンブルドン制覇を成し遂げた。2016年にも2回目の優勝を果たしている。

グランドスラムその4、全米オープン

グランドスラムの締めくくりは、アメリカ・ニューヨークで開催される全米オープンだ。会場はニューヨーク郊外のフラッシング・メドウにあるUSTAナショナル・テニス・センターで、8月最後の月曜日から始まる。観客動員数が非常に多い大会で大会会場を変更しながら開催を続けてきたが、1997年には2万5千人以上を収容できる世界最大規模のテニス会場「アーサー・アッシュ・スタジアム」が建設されている。球足の速いハードコートになっているのが特徴で、他の大会とはまた違う展開が期待できる大会になっている。2014年には錦織圭選手がアジア人選手として初めて決勝進出を果たし、残念ながら決勝ではマリン・チリッチ選手に敗れたが、見事準優勝という結果を残した。

まとめ

テニス界で最も注目を受ける「グランドスラム」は、世界最高峰の選手たちが目指す舞台となっているので、ぜひチェックしてみてほしい。

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