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ファイナルズへ向けた錦織最後の戦い、パリ・マスターズ

2018 10/31 11:20橘ナオヤ
錦織圭,Ⓒゲッティイメージズ
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錦織の行く手にはアンダーソン、そしてフェデラー

大会のドローを見てみると、錦織は第10シード。シード選手はいずれも2回戦からの参戦となる。錦織の最初の相手はフランスのアドリアン・マナリノ。1回戦からの出場だが、クレムリンカップで決勝進出するなど好調を維持しており、簡単な相手ではない。

3回戦では、週末に行われたウィーンでの決勝でストレート負けを喫したケビン・アンダーソンとの再戦が濃厚。パワーサーバーに為す術無く敗れた姿は、2014年の全米決勝の記憶を呼び起こした。だが通算戦績は4勝3敗と勝てない相手ではない。リベンジとしても勝ちたいし、なにより錦織は、ファイナルズ出場に向けてできるだけポイントを積み上げなければならない立場。3回戦は突破しないとファイナルズ出場は難しいと考えたほうがいい。

準々決勝まで勝ち進むと、ロジャー・フェデラーと当たる可能性が高い。フェデラーとは2勝5敗と勝利した経験はあるが大きく負け越している。2015年以来となる同大会出場が期待されるフェデラーは、出場する以上はもちろん優勝を目指してくる。対する錦織も、いつまでもチャレンジャーとしてフェデラーに挑んでばかりはいられない。3勝目をあげてベスト4にまで進めば、ファイナルズ出場はぐっと近くなる。

ライバルたちも高い壁に挑む

錦織のライバル2選手はどうか。イスナーは今大会第8シード。2回戦ではエルベール対ククシュキンの勝者と、3回戦ではマシュー・エブデン対カレン・カチャノフの勝者と当たる。カチャノフはクレムリンカップで優勝している。準々決勝ではアレクサンダー・ズベレフかディエゴ・シュワルツマンと当たる模様。ズベレフは現在ランク5位の強豪、シュワルツマンもランキング19位で実力をあげてきた選手だ。

第6シードのティームは2回戦でジル・シモン対リュカ・プイユの勝者と戦う。どちらも実力と経験のある選手で、初戦で戦うには難しい相手だ。3回戦ではボルナ・チョリッチと対戦の可能性が高い。チョリッチは上海マスターズで決勝進出。ノヴァク・ジョコヴィッチに敗れたが今季好印象を残す選手の一人だ。そして準々決勝ではATPランキング1位のラファエル・ナダルとの対戦が濃厚。厳しいドローだ。

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