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情熱の国!スペインのテニスプレーヤーたち

2017 8/3 12:07跳ねる柑橘
Nadal,tennis
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赤土に鍛えられたスペインの選手たち

スペインの選手と言えば、ラファエル・ナダル選手に代表されるように、クレーコートを得意とする選手が多い。球足が遅く、クセのあるこのサーフェスに強い選手が多いのはなぜか、考えたことはあるだろうか。それは、実はスペインの建物と関連がある。レンガ造りの家が多いスペイン。
老朽化した家屋や建築物に使われていたレンガは、砕いて赤土にされる。それが公園やテニスコートの土として使用されるのだ。球足が遅いためラリーが続きやすく、またバウンドの変化も読みにくいクレーコート。このサーフェスで幼いころからトレーニングを積むため、スペインのトップ選手たちはスタミナに優れ、粘り強く、精神的にも屈強な選手が多いのだ。
今回はそんなスペインのテニス選手から4名を紹介する。

”赤土の王者”ラファエル・ナダル

現在のテニス界に君臨する“ビッグ4”の一人、ラファエル・ナダル選手は、スペインテニス界においてNo.1の存在だ。
これまでにグランドスラム15回優勝。これは歴代第2位の成績で、長年のライバル フェデラー選手の18回に次ぐ成績だ。2010年にはグランドスラム4大会中3つで優勝し、キャリアグランドスラムも達成している。特筆すべきは全仏オープン2017年大会で、前人未踏の10回優勝を成し遂げたことだ。
2010年以降は負傷の影響もあり苦しむこともあったが、2017年は全豪で準優勝。決勝は復活したフェデラー選手との対決で、両者ともに復活を示す一戦となった。そして全仏では決勝も含むすべての試合でストレート勝ち。落としたゲームは35ゲームだけという圧巻のプレーぶりであった。なお大会期間中である6月3日が誕生日のため、2005年の初出場以来、ローラン・ギャロスで祝われることが恒例となっている。
ナダル選手といえば“赤土の王者”の異名をもつほどの圧倒的なクレーコート上での強さで知られる。クレーでの通算成績はなんと50勝以上。前述の全仏10回優勝のほか、全仏の前哨戦であるモンテカルロ・オープン、バルセロナ・オープンでも10度優勝、BNLイタリア国際でも7度優勝と、いくつもの金字塔を打ち立てている。
プレースタイルはいわゆるカウンターパンチャー。ベースライン上に構え、たくましい左腕から放たれる打球は強いスピンがかかっている。フットワークとスタミナ、ボディバランスに優れており、コートカバー能力が図抜けている。強烈なスピンとカバー能力は、クレーコートの特徴との完璧な相性を持つ。
一時は自身の不調とジョコヴィッチ選手の台頭などもあり、下降線をたどるのではと不安視されたが、2017年には見事な復活劇を果たし、まだまだトップ選手としての活躍が期待される。

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