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2バウンドでもOK?車椅子テニスの特徴・ルールのまとめ解説

2017 4/5 18:49sachi
テニス
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出典 Alistair Scott/ Shutterstock.com

車椅子テニスが競技スポーツとして創設されてから40年。今や世界でも認知される存在となった。日本からもトップクラスの選手たちが輩出され、人気は急上昇を続けている。 通常のテニスとは違った魅力と、車椅子テニスの基本的な特徴やルールを知って欲しい。

車椅子テニスが2バウンドの返球を認めている訳とは

車椅子テニスは、通常のテニスとの違いがいくつかある。その1つが「2バウンドでの返球が認められる」という点だ。テニスではノーバウンドか1バウンドで返球しなければならないのに対し、車椅子テニスは2バウンドまでがルール上認められている。また、2バウンド目はコートのライン外でも可とされている。
相手が放ったボールに対して自分の足で走ったりステップを踏むテニスとは違い、車椅子テニスは反応してから車椅子を操作することになる。その一瞬の差がスポーツの世界では決定的なタイムラグとなる。また、車椅子テニスを操作しながらラケットを構えて振り抜くまでにもタイムラグが生じる。このような事情により、車椅子テニスでは2バウンドの返球が認められているのだ。

さまざまな特殊性を持つ競技用車椅子の基本ポイント

2バウンドまでの返球が認められているとはいえ、元々動きの激しいことで知られるテニス競技の性質上、足代わりの車椅子構造にはさまざまな工夫が施されている。 当然、日常生活で使う車椅子にはブレーキが装備されているが、車椅子テニスで使用する競技用車椅子には装備されていない。これは、車椅子の軽量化と競技ルールに対応した結果だ。車椅子テニスではプレー中のブレーキ使用が禁止されているのだ。
競技用の車椅子を前から見ると、左右の車輪は八の字に傾いているのがわかる。これは車椅子を倒れにくくしているほか、回転性能を向上させる役割も果たしている。また生活用の車椅子と比べ、競技用の車椅子は重心が前にくるよう設計されている。これも回転性能の向上に配慮したものだが、その分後ろに倒れやすくなる。そのため、リアキャスターがついているのも特徴の1つだ。

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