テーピングの種類
少し前までの「テーピング」と言えば、白くてしっかりとしたテープで、貼っていると目立ち、周りから見ても痛々しい印象でした。実際に貼った感じも、やや固定されているような、ちょっと窮屈…という感じがしました。
しかし最近は通気性があってやわらかく、伸縮性があっても取れにくくて、色もベージュや肌色で遠目に見て目立たないタイプのものもあります。日常生活で使うにはとても助かるものです。そして逆にスポーツの場面で使う広範囲の激しい動きをサポートする、しっかりしたテーピングを使うスポーツテーピングの場面では、逆に目立つ鮮やかな色を使う選手が多くなり、ファッション性が高くておしゃれに感じることすらあります。
テーピングをする人の方も、それによって少しでも気分が晴れ、痛みが軽くなったように感じられれば、それに越したことはありません。
テニスのテーピングの巻き方
各スポーツにより、酷使する身体の場所は変わって来ますが、テニスは常にラケットを持ち、コートの中を前後左右に走り回ります。通常は痛めた箇所を保護したり、動きにかかる負担を抑えるためにするテーピングですが、大事な場面では頼みの綱となります。
試合などで、かなり痛くて我慢できないような場合でも、残りの試合を戦うために応急措置的にテーピングをして、一時的に痛みを抑えて戦うことも多いでしょう。
では、テニスの選手が痛めやすい箇所はどこでしょうか?ラケットを振るたびに負担のかかる「手首、肘、肩」、常に走り回る「太もも、膝、ふくらはぎ、足首」。どの方向にボールを打ち込まれても、すぐに動き出す足は、思いがけず痛めやすい箇所です。痛めた場所やその度合いにより、正確にスポーツテーピングをして乗り切り、勝利をつかむことも多々あります。
テーピングの役割
スポーツ選手にとっては、欠かせないと言っても良いほどのテーピングですが、一般的に私たちがケガなどをした時にするテーピングとは違って、「スポーツテーピング」は数種類のテープを症状に合わせて選んだり、組み合わせたりして、故障個所を激しい動きからもしっかりと守るように巻きます。
箇所や症状によって、全くと言っても良いほどテープの組み合わせや巻き方が違ってくるので、一口にテーピングと言っても詳しい知識が必要です。必ずしも自分で出来るとは限らないので、信頼できる専門家がいることも大切です。
最後に、テニスのラケットを握る手首のテーピングですが、手首の周りをくるっと簡単に巻いたように見え、リストバンドと見間違っていましたが、2種類のテープを組み合わせたテーピングで、手首を保護するためのものでした。痛みが出てからはまた違うテーピングになりますので、テーピングの奥深さがわかると思います。
まとめ
薬局に行くと、テーピングの種類の数に圧倒され、選ぶことも大変でしたが、今回その理由がわかった気がします。日常生活でもちょっとした異変を早急に改善することに役立ちそうなので、まずはテーピングの処置を調べてから薬局へ行くことをお勧めします。