なぜストレッチが重要なのか
テニスだけに限らず、スポーツにおいてストレッチが重要なのは皆さんもご存知だと思います。では、なぜストレッチが重要なのかというと、けがの予防と可動域が広くなるという事が挙げられます。
ストレッチをする事で筋肉を伸ばし、急な動作に対応する事ができる体作りをします。そうする事で筋肉にかかる負担を軽減し、その上で疲れにくくする事にも効果的です。
テニスにおいては筋肉を伸ばす事により、体力的にも無理する事なくショットを打てるという効果もあります。そして、筋肉を伸ばし柔らかくする事で関節が動く範囲、角度が大きくなります。これが可動域の広さであり、広くなる事でラケットを大きく振りかぶる事ができるといった効果があります。
これにより、ショットの質が上がり、スウィングスピードにも大きな変化がみられます。ストレッチはテニスだけではなくさまざまなスポーツに有利に働く体作りができ、効果が期待できます。
テニスでのけがや痛みをストレッチで予防
テニスをしている人に多く見られるけがが、ふくらはぎの肉離れや筋膜炎です。このふくらはぎのけがは軽くみて完治していない状態でプレーをしていると悪化する危険のある厄介なけがです。
そのため、少しでもふくらはぎに違和感がある場合はストレッチをしてそのけがを予防する事で防ぐ事ができます。これはテニスを始める前にすればいいというわけではありません。必ずプレーした後にもストレッチを行う事を忘れないようにする事が大事です。
ではプレーの後はどのようなストレッチを行えばいいのかと言いますと、体が温かいうちに時間をかけ、静的ストレッチをする事です。ふくらはぎのストレッチではアキレス腱側と上部膝側を1分ずつ分けて伸ばすように意識しながらゆっくりとストレッチをします。
間違ったストレッチは逆にけがの確立を上げてしまう事も
スポーツにおいてストレッチは非常に大事です。ストレッチを怠ったばかりにけがをしてしまうなんて事も多くあります。その反対に間違ったストレッチをする事でけがの確立が高くなってしまう事もあるので注意が必要です。
ストレッチを行う際にテニスボールを使用する方法がありますが、その方法での間違ったやり方について説明します。まず、ふくらはぎのストレッチにテニスボールを使用してつま先で踏みつけるようにする方法がありますが、この方法は腰痛の人が行おうとすると、腰を大きく反り返る必要があり腰に負担をかけてしまいます。そのため、腰痛を悪化させてしまう事にもなりかねません。
他にも間違ったストレッチ方法を取り入れてしまったばかりにけがを促進してしまうなんて事になってしまわないよう、必ず正しくストレッチをし、運動した後の筋肉をほぐすストレッチも忘れないようにしましょう。
まとめ
テニスやスポーツをする際にはストレッチは非常に重要な項目です。けがを予防したり、結果に反映する事にもなるストレッチ。ただ気をつけないといけない事は正しく行い、間違ったストレッチをしないようにする事が重要です。