杉田祐一選手とは
宮城県仙台市出身で三菱電機所属のプロテニスプレイヤーだ。男子プロテニス協会でのランキングは自己最高でシングルが97位、ダブルスで363位となっている。
杉田祐一選手は7歳からテニスを始め、2005年には湘南工大付属高等学校に進学、その時にインターハイシングルスで優勝を獲得している。それから2006年に、全豪オープンのジュニア男子シングルスに出場を果たし、同じ年の10月に三菱電機とプロ契約を結んでいる。
契約した直後に行われた世界スーパージュニアテニス選手権大会では、94年に開催された鈴木選手以来となる12年ぶりの優勝を獲得している。テニス日本リーグ出場では高校生初という記録も持っている。
杉田祐一選手の活躍
2007年に早稲田大学に進学してからというもの、一時期はスランプに陥ってしまった事でATPランキングでは1000番台という大幅に順位も落としてしまった時期もあったが、それを乗り越え、2008年にフューチャーズ大会予選から順調に勝ち上がった杉田祐一選手はそのまま優勝、それを期にフューチャーズ大会では4連続優勝を獲得するなどした事で1000番台だったランキングを大きく伸ばし341位にまでランキングがアップした。
その後は調子を崩す事なく2009年には200位台にまでランキングを伸ばす事ができたが、アメリカ・ワシントン大会では本線出場こそはしたものの、1回線で敗れてしまった。その年に全日本選手権大会では自身初となる決勝に進出するも、惜しくも準優勝、あと一歩と悔しい場面も多い時期だったのではないだろうか。
2010年から現在までの杉田祐一選手
2010年には、島津全日本室内テニス選手権大会で決勝に進出し、その決勝もフルセットという苦戦を強いられた中でも初優勝を飾った。そのまま調子を上げ続け、全日本テニス選手権大会男子シングルスで昨年の準優勝という悔しさをバネに決勝ではストレートで初優勝を獲得。
その後も2012年にも全日本テニス選手権大会で2年ぶりの優勝を飾るなど、どんどん頭角を現している杉田祐一選手は、2016年現在では全豪オープンの初出場も果たした。ここでは初戦で敗退してしまったものの、その後のチャレンジツアーで6度目となる勝利を獲得したことにより、世界ランキングでは見事トップ100入りの99位にまで浮上する事ができた。
リオオリンピックでは上位者の欠場が相次いだ事により初出場が決まった。世界の壁は大きく、奮闘したが、一週目は2回戦で敗れ、翌週も3回戦で敗れてしまった。
まとめ
杉田祐一選手のこれまでの活躍を紹介した。実力をどんどん伸ばしている事がランキングの浮上を見ても明らかだ。リオオリンピックでは良い成績とは言えなかったものの、世界の壁を見た事で今後もますます成長するのではないかと思う。これからの活躍にも期待したい。