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卓球選手なら誰もが夢見る大舞台!卓球の聖地とは

2017 5/8 19:55ゆうり
卓球
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出典 TTstudio/Shutterstock.com

スポーツにはそれぞれ聖地と呼ばれる場所がある。スポーツにおける聖地とは、歴史的な試合が行われたり発祥の地であったり、その分野において最高峰のイベントが行われる場所などをさすようだ。今回は最近人気が高まっている、卓球の聖地を紹介する。

全日本選手権が開催される「東京体育館」

東京体育館は、東京都渋谷区千駄ヶ谷にある、公益財団法人東京都スポーツ文化事業団が運営する地上3階・地下2階の体育館だ。1954年竣工、東京オリンピックの舞台にもなった東京都体育館は、その後1990年に現在の東京体育館として全面改築された。
東京体育館では毎年、日本で一番大きな卓球の大会である全日本選手権が開催されており、卓球選手にとって目指すべき憧れの舞台となっている。それが卓球の聖地といわれる所以だ。体育館の周辺には、野球やゴルフ、テニスなどの多数のスポーツ施設の他、公園やカフェなどが点在する明治外苑神宮があり、人々の癒しの場にもなっている。また新宿御苑や明治神宮などの観光スポットも近くにある。

小学生たちの聖地「グリーンアリーナ神戸」

グリーンアリーナ神戸は、兵庫県神戸市須磨区、広大な神戸総合運動公園内に建つ、公益財団法人神戸市公園緑化協会運営の、地上3階・地下1階のドーム型体育館だ。正式名称は神戸総合運動公園体育館だが、グリーンアリーナ神戸と愛称で呼ばれている。
この体育館では国内小学生卓球の最高峰である、ホープス・カブ・バンビの部の全日本選手権が行われる為、小学生の卓球選手なら誰もがその大舞台に立ちたいと願う聖地となっている。
周辺はJリーグの試合も行われるユニバー記念競技場や、野球やテニスを楽しめる多数の施設の他、遊具のある公園や芝生広場がある神戸総合運動公園となっており、自然もいっぱいの市民の憩いの場所にもなっている。

中国卓球の聖地「北京工人体育館」

北京工人体育館は、北京市朝陽区に建つ巨大な円柱状の体育館だ。観客席はすり鉢状になっており、東京にある代々木第二体育館に似ている。1961年、第26回世界卓球選手権北京大会開催の為に建設されたことや、その大会の男子団体決勝で、当時の2大勢力だった中国と日本が対戦し、現中国卓球協会会長の徐寅生氏が、元世界チャンピオン星野展弥氏のロビングを強烈な12本のスマッシュで打ち返した「十二大板」などの伝説が生まれたことから、中国卓球の聖地と呼ばれている場所だ。
周辺にはお洒落なカフェやバーが軒を連ね、亜洲大酒店や北京港澳中心瑞士酒店などの五つ星ホテルなどもある。少し足を延ばすと、紫禁城や天安門広場があり、いつも観光客で賑わっている。

まとめ

例えば普段は何気なく訪れる場所であったとしても、そこが何かの聖地と聞くと少し特別な気持ちになるのではないだろうか?さまざまな歴史が刻まれ、伝説を生み、聖地として後世にも語り継がれていくのだから、卓球競技の選手たちは皆、そんな聖地でプレーすることを夢見るのだろう。
自分のシューズがその床を鳴らし、自分のラケットがその空気を震わせることを。