大会に出るにはJTTA公認マークが必須
卓球ウエアは動きやすい服装であれば基本的になんでもOKだ。運動量が多いスポーツで、「動きやすいかどうか」が最大のポイントとなるので、動きやすいものであれば普通のTシャツでもいい。
しかし、大会に出場するとなると話は別だ。大会に出場するためにはJTTA(日本卓球協会)公認のユニフォームである必要があり、JTTAマークが入っていないウエアの場合は失格となってしまう。
通常、卓球のユニフォームとして販売されているものは、基本的にすべてJTTAマークのワッペンが袖や、パンツなら前面に入っているが、購入する際には確認しておこう。
カラーにも規定がある
卓球は他の競技に比べ小さいコートで行われるため、使用できるユニフォームの色は「ボールとあきらかに違う色でなければいけない」という規定がある。そのため、卓球のボールで一般的な白いボールを使う大会であれば、白があまり入っていないユニフォームを着用しなければいけない。
現在、白いボールを使用する大会で着用できるユニフォームには赤色のJTTAのワッペンが付いているので、ワッペンの色も確認しておこう。
ワッペンの色には他に白や黒もあるが、その場合、現在は大会会場にて審判長が使用できるかどうかを判断することになっている。
通気性と速乾性が大切
卓球は小さいコートで行われる分、楽なイメージを持たれる方も多いのだが、実はかなり運動量の多いスポーツだ。そのため、試合中にかなりの量の汗をかく。
そして、微妙な動きの変化も結果に大きく影響してしまうので、ユニフォームは通気性の良いもの、速乾性の高いものを選ぶようにしよう。
現在は各メーカーとも通気性や速乾性を重要視しており、さまざまなユニフォームを発表しているので、ぜひその性能面にも目を向けてみよう。
安心の卓球専門メーカー
卓球ユニフォームを発表しているメーカーは大きく分けて2つ。そのうちの1つが、TSP、バタフライ、ニッタク、JUICなどの卓球専門メーカーだ。
これらの卓球専門メーカーの特徴としては、やはり卓球専門だけあって、その競技を知り尽くしていること。
卓球用品全般を手がけ、丹羽孝希選手が使用するTSP、日本卓球界の老舗で、石川佳純選手や伊藤美誠選手が使用するニッタク、品質を重要視し、水谷隼選手が使用するバタフライ、リーズナブルでありながら品質を確保したJUICなど、メーカーごとに特徴があるので、お好みのものを探してみよう。
近年注目を集める総合スポーツメーカー
近年は卓球専門メーカーだけでなく、幅広い競技をサポートしている総合スポーツメーカーの商品も数多く見られるようになり、他の競技で培ったノウハウを卓球に還元した優れた商品を発表している。
卓球が盛んなドイツを本拠地とするアディダスは、サッカーなどで培った通気性や速乾性を重視した商品。日本代表ユニフォームも手がけるミズノは日本人にあった商品を手がけている。同じく日本のアシックスは、世界トップレベルの技術を持つシューズで培ったノウハウを活かすなど、さまざまな特徴あるユニフォームを発表している。
まとめ
卓球のユニフォームは白があまり使えないことからカラフルなものが多く、女性用の場合、パンツタイプだけでなくスカートタイプのものなど、豊富なバリエーションがある。
機能性とデザインを兼ね備えたものも多数あるので、ぜひお気に入りのユニフォームを見つけてほしい。