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卓球選手の心に残る名言・言葉

2016 12/16 20:07
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水谷隼の言葉

自分は捨て石になってもかまわない。

出典  書籍名:number815号  出版社:株式会社文藝春秋

ロンドン五輪に日本のエースとして出場してメダルも期待された水谷選手。シングルス・団体共に敗退するが、それをきっかけに卓球界に一石を投じる決断をする。
それは、当時公然と世界の卓球界に広がっていた違法行為「ラケットへの付加的な処置」に対して、現役選手として告発を行うこと。
確認の方法が無かったその違法行為に対して、誘われたこともあったが自身は一切それにのらず、「今、ラケットを振り始めたばかりの子どもたちにも、同じように楽しいと感じてほしい」との思いを込めて、この問題が解決するまで国際大会に出場しないという、現役選手にとって最も大切な時間をかけて闘うことを表明した。
この戦いを経て獲得したリオ五輪の銀メダルは、より大きな喜びだったことだろう。

高島規郎の言葉

伝説のカットマンとして現役時代は世界第3位の経験もある高島規郎氏の指導者としての言葉。
卓球では試合中に1度だけ1分間のタイムアウトを取ることができるのだが、競り合った試合の中ではデュースで1本とってから、あと1本でゲームが決まる前にタイムアウトを取ろうとする選手が多いそうだ。そんな時に選手に伝えるのは、

「ミスをしても次は必ず入る、2本ミスをすることはない」「だからこの一本から勝負に行け」

出典  書籍名:選手の力を引き出す言葉力 著者名:高島 規郎 出版社:株式会社卓球王国

との言葉。
ここでタイムアウトを取るということは、選手の心理として競り合った苦しさから逃げたいから。そこで落ち着いて行けと言ってしまうと、どうしても守りに入ってしまう。
しかし、本当に苦しいのはあと1本でやられてしまう相手。なのでここでは思いきって勝負できるように背中を押してあげることが鉄則だそうだ。

福原愛の言葉(2)

そしてもう1つ、福原愛の名言。これは名言というより彼女の本音が表れた瞬間だったかもしれない。
リオ五輪にキャプテンとして挑んだ彼女は「2周目の卓球人生」と語ったように、前を向いてひたすら進んできたロンドン五輪までとは異なり、若い選手たちを引っ張る立場となっていた。
そして迎えた団体戦での3位決定戦、福原が第1試合を落としたものの、その後の勝利で銅メダルを獲得。試合終了後に泣き出してしまった福原が、一息ついて石川にホッとした表情で話しかけた一言が、
「夢じゃないよね?もう1回とか嫌だよ」
だった。
天才卓球少女としてわずか4歳から注目を集め、ロンドン五輪では団体メダルを獲得、キャプテンとして挑んだ今大会のプレッシャーは相当なものだったのだろう。彼女の泣き顔と笑顔に、素直におめでとうと伝えたい瞬間だった。

まとめ

世界のトップとして想像もできないようなプレッシャーと闘うアスリートたちによる名言は、やはり心に染みるものばかり。 人生に迷いが生じた時や落ち込んだ時に、勇気づけてくれる言葉たちだ。 そんな名言の中から、卓球選手によるものを紹介させていただいた。

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