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2020年五輪の競技に追加!活躍が期待される日本人プロサーファー

2016 12/16 11:07
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Photo by Kidd Silencer / Shutterstock.com

2020年の東京五輪で、スポーツクライミングや空手などと共に正式競技として追加されたサーフィンが注目を浴びています。 地元開催の五輪ということで期待は膨らむばかりですが、本番で活躍できそうな「東京世代」にはどのような選手がいるのでしょうか。

プロサーファー転向後の2011年に新人王を獲得した大橋海人選手

神奈川県茅ヶ崎市出身、1992年生まれの大橋海人選手は、最も有名な日本人プロサーファーの一人です。プロ選手に転向した2011年には日本サーフィン連盟新人賞を獲得し、一躍注目を浴びました。
父親の勧さんがプロサーファーとして活躍していた影響を受けて、3歳からサーフィンを始めると、4歳で波に乗れるまでに成長したというエピソードがあります。勧さんは2011年に他界してしまいましたが、五輪競技になることを熱望していた父の悲願を受け継いで、東京五輪を盛り上げることでしょう。

10代前半で渡豪、世界を戦うプロサーファー新井洋人選手

わずか10代前半で渡豪し、本場の環境でサーフィン修業をしてきた横浜市出身の大原洋人選手。世界のトップ選手がしのぎを削る「世界サーフリーグ」のランカーとして名を連ね、2015年の最終ランキングでは107位。2016年は2ケタまで順位を上げており、伸び盛りの選手として注目を浴びています。
2016年にコスタリカで開かれた世界選手権では、初出場ながら8位(メンズ部門)に入賞する活躍を見せました。さらなる飛躍が期待される侍サーファーは、東京五輪までにどれだけランクを上げているのか期待が高まります。

日本人初の全米オープン覇者、大原洋人選手

2015年8月、一人の日本人プロサーファーが18歳にして快挙を成し遂げました。世界サーフリーグ主催の全米オープンで、大原洋人選手が日本人初となる優勝を手にしたのです。
大原選手は先に紹介した新井洋人選手と同じく、同リーグの下部組織にあたる予選リーグの試合に出場し続けていますが、この優勝でリーグ上位選手しか出場できないチャンピオンツアーに参加できる権利に一歩近づくことができました。2020年の東京五輪では23歳。選手として大きな成長が見込める注目の選手です。

17歳で日本プロサーファー王者に輝いた大村奈央選手

女子選手で注目を集める東京世代の一番手は、2016年に24歳を迎える大村奈央選手です。小学5年生でサーフィンを始めたにもかかわらず、17歳にして日本プロサーフィン連盟による年間チャンピオンに輝き、18歳では世界ジュニアランク6位と堂々の成績を収めています。
世界に最も近い日本人の女性サーファーとして知られている大村選手の持ち味は、小柄な体からは想像がつかない豪快な演技です。成長を続ける彼女の豪快な演技を、ぜひ東京五輪でも見せてほしいです。

ルックスだけでなく実力もトップ級のプロサーファー水野亜彩子選手

可愛いルックスで注目を集めているのが水野亜彩子選手。2016年に23歳を迎え、モデルの仕事もこなし、テレビ出演もするなど、話題はその美貌が先行しがちですが、実力は間違いなく国内トップクラス。
15歳でプロ入りした後は、2011年に国内ランキングで年間3位、2014年には年間2位に輝いた実績もあります。現在は世界サーフリーグのチャンピオンツアーに参加するための予選リーグを目指して奮闘していますが、地元開催を機に一層の飛躍を期待したいところです。

まとめ

東京五輪に向けて注目が集まる男女計5人の日本人プロサーファーを紹介しました。 いずれも東京五輪は20代後半で迎えることになり、実力がピークに達していることが予想されるだけに、五輪初登場となる話題の競技で表彰台を目指して奮闘してほしいものですね。