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平成29年 日馬富士暴行問題で引退【平成スポーツハイライト】

2019 1/7 07:00SPAIA編集部
基横綱日馬富士,Ⓒゲッティイメージズ
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戦う姿勢を見せていた貴乃花親方が急転退職

各界の暴力は以前から問題視されていた。平成19年、時津風部屋の新弟子だった17歳の少年が稽古中に心肺停止状態となり、搬送先の病院で死亡。「かわいがり」という悪しき風習が世間に知れ渡った。

暴力根絶を訴えていた貴乃花親方は、弟子が被害者となった事件を機に態度を硬化。平成30年2月の理事候補選挙で落選したが、3月に傷害事件に関する相撲協会の対応についての告発状を内閣府に提出し、テレビ番組で協会批判を展開するなど、協会との対決姿勢を鮮明にした。春場所が始まってからも会場に姿を見せず、連日マスコミを賑わせた。

そんな状況が一転したのが3月18日。弟子の貴公俊が取組に敗れた後、付け人を殴打したことが発覚した。貴乃花親方は事件翌日に臨時の協会役員会に出向き謝罪。「一兵卒として精進する」と出直しを誓ったが、監督責任を問われ、元横綱としては異例の平年寄に降格した。

そして9月25日、相撲協会退職を表明。記者会見では告発状が事実無根な理由に基づいたものと認めるよう「有形、無形の要請を受け続けた」と圧力があったことを示唆した。貴乃花部屋は消滅し、所属力士らは千賀ノ浦部屋に引き継がれた。

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