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平成29年 日馬富士暴行問題で引退【平成スポーツハイライト】

2019 1/7 07:00SPAIA編集部
基横綱日馬富士,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

貴ノ岩をカラオケのリモコンで殴打

平成29年九州場所3日目の11月14日、日馬富士の暴行が報道された。2日目まで連敗していた横綱は事実を認め、この日から休場した。

10月25日、巡業地の鳥取でモンゴル勢が同席した酒席での出来事だった。白鵬の説教中にスマホをいじっていた貴ノ岩を日馬富士が注意し、平手とカラオケのリモコンで殴打した。

貴ノ岩の師匠である貴乃花親方は、相撲協会に報告せず、鳥取県警へ被害届を提出。貴ノ岩は九州場所を全休する。相撲協会は警察からの連絡で問題を把握していたが、公表せずに場所を迎えた。

問題発覚後、日馬富士の師匠、伊勢ケ浜親方(元旭富士)が貴乃花部屋に謝罪に訪れても、貴乃花親方は面会を拒否。協会の事情聴取にも応じないなど頑なな態度を取り、事態は収拾できる様相ではなくなった。

11月29日、相撲協会の処分が出る前に日馬富士は引退届を提出。会見では「礼儀と礼節がなっていないと思い、先輩横綱として教えるのが義務だと思っている」と暴行に至った理由を説明した。

事件は鳥取地検が略式起訴し、罰金50万円の略式命令が下った。また、一連の対応に問題があったとして、貴乃花親方は理事を解任された。

戦う姿勢を見せていた貴乃花親方が急転退職

各界の暴力は以前から問題視されていた。平成19年、時津風部屋の新弟子だった17歳の少年が稽古中に心肺停止状態となり、搬送先の病院で死亡。「かわいがり」という悪しき風習が世間に知れ渡った。

暴力根絶を訴えていた貴乃花親方は、弟子が被害者となった事件を機に態度を硬化。平成30年2月の理事候補選挙で落選したが、3月に傷害事件に関する相撲協会の対応についての告発状を内閣府に提出し、テレビ番組で協会批判を展開するなど、協会との対決姿勢を鮮明にした。春場所が始まってからも会場に姿を見せず、連日マスコミを賑わせた。

そんな状況が一転したのが3月18日。弟子の貴公俊が取組に敗れた後、付け人を殴打したことが発覚した。貴乃花親方は事件翌日に臨時の協会役員会に出向き謝罪。「一兵卒として精進する」と出直しを誓ったが、監督責任を問われ、元横綱としては異例の平年寄に降格した。

そして9月25日、相撲協会退職を表明。記者会見では告発状が事実無根な理由に基づいたものと認めるよう「有形、無形の要請を受け続けた」と圧力があったことを示唆した。貴乃花部屋は消滅し、所属力士らは千賀ノ浦部屋に引き継がれた。

被害者の貴ノ岩も暴行、引退

騒動はまだ終わりではなかった。同年九州場所で元貴乃花部屋の貴景勝が初優勝してから間もない12月5日、今度は暴行事件の被害者だった貴ノ岩が付け人に暴力をふるったことが発覚。貴ノ岩は7日に引退を表明した。

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