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平成29年 白鵬が歴代最多1048勝【平成スポーツハイライト】

2019 1/5 07:00SPAIA編集部
白鵬
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Ⓒゲッティイメージズ

双葉山に迫る63連勝

若貴ブームが去った後、土俵を盛り上げたのがモンゴル勢だった。すでに横綱として君臨していた朝青龍に立ち向かっていったのが白鵬。平成18年春場所後に大関昇進、翌19年夏場所で自身初の全勝優勝を果たし、横綱昇進を決めた。

平成20年は全勝1度を含む4度優勝、翌21年も4度優勝し、そのうち全勝優勝も2度記録した。平成22年2月、初場所で優勝した朝青龍が暴行問題の責任を取る形で現役引退すると、以降はまさしく一人横綱・白鵬の独壇場となった。

同年春場所から4場所連続全勝優勝。歴代2位だった千代の富士の53連勝を抜き去り、残るは双葉山が昭和14年にマークした不滅の金字塔、69連勝のみとなったが、九州場所2日目に稀勢の里に敗れ、連勝記録は63でストップした。それでもきっちり14勝1敗で優勝し、この年は前年に続いて計86勝4敗という驚異的な成績で年間最多勝に輝いた。

32度目V、1000勝と順調にクリア

その後も着々と白星を積み上げた白鵬は、平成26年九州場所で32度目の優勝。ついに大鵬の持つ最多優勝記録に並んだ。

翌年初場所であっさり最多優勝記録を更新すると、次のターゲットは魁皇の持つ通算最多1047勝。まずは平成28年九州場所、魁聖戦に勝利して通算1000勝を達成すると、翌29年名古屋場所9日目に輝に勝って千代の富士の歴代2位、1045勝に並んだ。

さらに12日目に玉鷲に勝って魁皇に並ぶと、翌13日目、大関・高安を押し倒して前人未到の1048勝目を記録した。

幕内通算1000勝も

同年九州場所では14勝1敗で40度目の優勝。しかし、平成30年は4場所で休場し、優勝は幕内通算1000勝を達成した秋場所の1度だけだった。白鵬が年に1度しか優勝できなかったのは大関時代の平成18年以来だった。

また、日馬富士の暴行事件が発覚した平成29年の九州場所では、優勝インタビューで「全国の相撲ファンに力士代表としてお詫びしたい」と謝罪し、「膿を出し切って日馬富士と貴ノ岩を再び土俵に迎え入れたい」と話し、場内の観客とともに万歳三唱して物議を醸したこともあった。

最近は衰えを指摘する声もあり、マスコミと軋轢を生むなど逆風も吹いているが、各界の第一人者であることに変わりはない。平成が終わっても、未知の領域を行く白鵬の旅は続く。

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