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御嶽海11連勝で7月場所の中心人物に 上位陣不在で賜杯、大関とりへ好機

2018 7/19 14:27SPAIA編集部
大相撲,Ⓒshutterstock.com
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上位陣が相次いで休場

今場所は稀勢の里が場所前での休場を決定し、トーンダウンした中での開幕となった。稀勢の里がいないため、白鵬、鶴竜の両横綱に引っ張ってもらいたいところだったが、白鵬は支度部屋で足を滑らせ右膝蓋腱(しつがいけん)損傷及び右脛骨(けいこつ)結節剥離骨折の疑いで、2週間の安静を余儀なくされた。

先場所2連覇を果たし、存在感を見せた鶴竜も右肘関節炎で2週間の安静を要する見込みとなり、6日目から休場している。

こうなると注目を浴びるのは新大関の栃ノ心。横綱不在の中好調を維持し、優勝すれば来場所に綱取りの可能性も出てくるという大チャンスが舞い込んできた。しかし、そんな栃ノ心も6日目の玉鷲との取組で、右ひざから落ちた際に右足親指を痛めてしまい、7日目からの休場を余儀なくされた。

以前「大関になるのも時間の問題」という声が多く上がっていた玉鷲が、新大関を撃破し、その実力を見せつけたわけだが、結果的に相次いで上位陣が休場してしまい盛り上がりに水を差すことになってしまった。

新星の誕生に期待

ただ、このような状況は、残された力士たちにとっては逆にチャンスである。栃ノ心も上位陣の怪我が多かった時にタイミングよく頭角を現すことができ、注目を浴びた。

この7月場所では、その機会が御嶽海に巡ってきた。

現在初日から11連勝を重ね、連日土俵を賑わせている。1月場所では初日から7連勝を果たした後5連敗を喫し、終わってみれば8勝7敗と何とか勝ち越しはしたが、序盤の好調からすると冴えない成績に終わった。

だが、今場所は明らかに1月場所より盤石な相撲内容で勝ち星を重ねている。上位陣が相次いで休場しているというのも彼にとって追い風と言っていい。成績いかんでは今場所の優勝のみならず来場所の大関も現実味を帯びてくる。

御嶽海は東洋大学の出身であるが、大学出身力士はトーナメントを経験しており、「ここ一番での強さ」に定評がある。御嶽海にとっての正念場は12日目と13日目。そこで最低でも1勝1敗でこらえることができれば、優勝に大きく近づく。自分の相撲を取ることに専念し、格上力士と互角以上の戦いを期待したい。

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