稀勢の里は復活することができるか
平成29年1月場所に初優勝を果たしファン待望の日本人横綱となった稀勢の里は、平成29年3月場所に負傷をしながらも連覇を達成した。「怪我が治れば白鵬と共に大横綱となり、大相撲を盛り上げてくれるのでは」という期待を抱かせてくれたが、予想以上に重く1年以上経過した今でも癒えてはいない。
左肩付近の負傷から始まり、左足、左上腕筋、大胸筋、腰と次々と故障個所が増えてしまい、満身創痍という状態で復活どころか15日間相撲を取り続けることすら厳しい状況にある。
7場所連続休場は貴乃花に並び横綱ワーストタイ記録となり、横綱審議委員からも厳しい発言が相次いでいる。「引退」がささやかれ、このままでは待ちに待った日本人横綱が一度も雄姿を見せることなく退いてしまうことになる。
稀勢の里は復活できないのだろうか。また、過去同じように連続休場した横綱たちはどうだったのだろうか。