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真剣勝負が巻き起こす思わぬ一瞬!大相撲過去のアクシデントを紹介

2017 7/10 10:01TANANA
大相撲
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Photo by J. Henning Buchholz / Shutterstock.com

鍛え抜かれた力士同士が激しいぶつかり合いを演じる、日本伝統の格闘技、大相撲。 生身の身体と身体の戦いだけに、アクシデントやハプニングもたびたび起こります。 今回は過去の歴史の中で起こった特筆すべき事項を紹介していきます。

首相も感動した大一番!貴乃花関を襲ったアクシデントとは

平成初期に土俵上で最強の名をほしいままにした元横綱貴乃花関。現役最後の優勝となった2001年5月場所はアクシデントを乗り越えてのものでした。
全勝で迎えた14日目、武双山関と対戦した貴乃花関は巻き落としで敗れ、その時に右膝半月板を損傷したのです。そのまま休場となってもおかしくない状態ながら千秋楽も強行出場、本割で負けたものの、優勝決定戦で武蔵丸関を上手投げで撃破。その瞬間、鬼のような形相となり、横綱としての凄みを観衆に見せ付けました。
その戦いぶりに、表彰式で優勝杯を渡した小泉純一郎首相も、思わず感動のコメントを残したのです。

横綱が取組を裁いた!? 勝負を決めた白鵬関の物言い

勝負が際どい結果になった時に、土俵下で審判を務める親方衆が「物言い」を付ける場合があります。しかし、2014年5月の夏場所では、力士が物言いを付ける珍しいハプニングがありました。
12日目の鶴竜関vs豪栄道関の取組において、勝負は豪栄道関が鶴竜関をはたき込みで破ったかのように見えました。しかし、勝負がついた瞬間、土俵下で勝ち残りで待機していた横綱白鵬関が、突然右手を挙げて物言いをつけます。
審判部も集まって協議した結果、何と豪栄道関が鶴竜関のマゲをつかんだとして反則負けになったのです。白鵬関の、勝負に対する常に真摯な姿勢が証明された一番となりました。

顔面出血のハプニングも何のその!闘志溢れる相撲が特徴だった貴闘力関

元関脇だった貴闘力関は、史上初の幕尻優勝(幕内最下位での優勝)を果たすなど、闘志溢れる相撲で人気の力士でした。彼が最も得意としていた戦法は、気迫を全面に押し出した張り手相撲でした。
平成2年名古屋場所で大翔山関と対戦した貴闘力関は、名勝負と呼ぶにふさわしい、すさまじい張り手合戦を繰り広げます。両者合わせて36発の張り手がお互いの顔面を襲い、貴闘力関は途中で目元や口元から出血するハプニングに襲われました。
しかし、まったくひるむことなく、最後は大翔山関を寄り切りで破ります。まさに彼の真骨頂とも言える一番でした。

優勝パレードで起こった突然のハプニングとは

2014年7月の名古屋場所では、絶対横綱としての地位を築き上げていた白鵬関が盤石の相撲で通算30回目の優勝を果たします。ハプニングが起こったのはその後でした。
優勝力士は取組のあった建物から優勝パレードを行うのが通例ですが、優勝旗を持つ旗手となる力士が現れなかったのです。これは、部屋の関係者が関取に連絡しなかったのが原因でした。
急きょ名古屋市内にいた、当時小結だった安美錦関を呼び寄せ、何とかパレードは行われました。安美錦関は急な呼び出しにもかかわらず、額に大汗をかきながらも見事に旗手の役割を務めあげたのです。

個性派力士として人気を博した高見盛関の起こしたハプニングとは

自分の弱気の心を叱咤するために、土俵上で自らを鼓舞するパフォーマンスが人気だった、元小結高見盛関。
平成17年9月の秋場所において、当時横綱だった朝青龍関の土俵入りの際、休場した朝赤龍関に代わり急きょ太刀持ちの役割を務めるハプニングが起こったのです。
しかし、突如大役をまかされることになった彼は、緊張でガチガチになり、いきなり控え室で太刀を天井にぶつけて慌てます。さらに、実際の土俵入りでも動きに戸惑ったり、太刀を持っている手がプルプル震えたりして、それを見た朝青龍関も思わず吹き出してしまうような1つ1つの所作でした。

まとめ

以上見てきたように、伝統と格式を誇る大相撲の世界では、思わず唖然とするようなアクシデントやハプニングが時として発生します。 土俵の中でも外でも、力士たちの戦い以外に垣間見えるこうした出来事を楽しみにするのも、また一興と言えるでしょう。

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