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大相撲の次代を担う注目力士5人をピックアップ

2017 4/12 20:20kinsky
大相撲
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アクロバット相撲で観客を魅了する宇良関、新入幕後に注目

宇良関は1月場所、十両3枚目という位置で11勝4敗という好成績を挙げ、3月場所での新入幕が確実だ。横綱や大関になるためには体格の良さも大きな条件だが、小兵力士が大型力士に勝つこともあるのが大相撲の魅力だ。それを取り組みの中で見せてくれるのが宇良関なのだ。
宇良関の特徴は「アクロバット相撲」と言われる独特の取り口だ。その最たる決め技が「居反り(いぞり)」で、相手の懐に飛び込んで膝を抱えながら上体を反らして後ろに投げ飛ばす大技だ。学生時代は何度も成功しているが、大相撲の本場所ではまだ成功していない。
しかし、1月場所の13日目、関取最重量力士の天風に対して相撲史上十両以上では誰も決めていなかった幻の技「たすき反り」を炸裂させて勝利した。また、昨年の7月場所では腰に相手の身体を乗せて土俵の下に投げ飛ばす珍しい「腰投げ」も見せており、いつどの瞬間に大技を繰り出すのか目が離せない楽しみがある力士だ。
取り口から人気も急上昇していて、宇良関の父親の出身地である沖縄では入幕時から熱烈応援があり、そして今や人気ぶりも全国区だ。新入幕となる3月場所での大暴れが期待出来る。

低迷期を脱出し、人気に実力が伴いつつあるのが遠藤関

遠藤関は日大相撲部から角界入りし、幕下付出しから史上最速の3場所で華々しく新入幕した。当時は大銀杏も結えない初々しいマゲ姿が人気を集めた。しかし、左足首負傷や取組中に左膝半月板損傷などのケガから休場を繰り返しながら十両に転落。それでも、ケガを克服して2016年9月場所では見事に幕内に復帰。東前頭14枚目で13勝2敗という成績で技能賞を獲得した。
11月場所ではさらに番付を上げて横綱白鵬と3大関を倒した。結果的には7勝8敗で負け越したが、横綱や大関との対戦で善戦するなど価値ある負け越しだった。
年が明けての今年の1月場所では西前頭4枚目で前半戦は好調に勝ち星を重ねていたものの、後半崩れて前場所と同じ7勝8敗に終わった。しかし、2大関を破るなど着実に自力を付けている。膝も少しずつ良くなっており、前へ押す威力も戻っている。
2場所連続で惜しい負け越しに終わったものの、幕内上位に定着する力が付いている。柔軟な下半身と土俵際での粘りが特徴で、相撲の巧さでは大関陣にも引けを取らない。後は立ち会いでの当たり負けが無くなれば三役定着も見えてくるだろう。

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