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大相撲夏場所の歴代優勝力士をご紹介

2017 3/22 18:27まるちゃん
大相撲
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Photo by J. Henning Buchholz/Shutterstock.com

日本人横綱・稀勢の里が誕生したことにより、がぜん盛り上がりを見せている大相撲。 そこで、相撲ファンの記憶に残る、毎年五月に大相撲の聖地である両国国技館で開催されている夏場所の歴代優勝力士を紹介していく。

さまざまな記録を持っている横綱・白鵬

モンゴル・ウランバートル出身の力士である横綱・白鵬。長く日本の大相撲界をけん引してきたと言っても過言ではない力士で、数多くの記録を打ち立てている。たとえば、横綱の勝星は歴代1位、歴代2位となる63勝の連勝記録も記憶に新しく、40勝以上の連勝記録を2回も達成しているのは横綱白鵬ただ一人だ。
夏場所では、2006年・2007年・2010年・2011年・2013年・2014年・2015年と7回も優勝している。2016年にはケガで秋場所を10年ぶりに全休することもあったが、記録を打ち立てる横綱として2017年も期待されている。

昭和の名横綱として名高い力士千代の富士

2016年7月に61歳の若さで亡くなった九重親方。現役時代には昭和の名横綱として名高く、国民から愛された力士として誰もが知る横綱・千代の富士。夏場所では4回の優勝を飾っており、生涯優勝回数記録は31回、通算成績は1045勝437敗159休で勝率は7割を超えている。
そして記録より印象的な千代の富士の特徴といえばその肉体美。120kg台と小柄ながら“筋肉のよろい”を身にまとっていると称されるほどで、小さな大横綱として活躍し多くの相撲ファンから愛された。

平成の名横綱として大相撲ブームを巻き起こした貴乃花

初代若乃花が叔父にあたり、そして大関・貴ノ花を父に持つ大相撲界でもサラブレッドの元力士貴乃花。兄である第66代横綱若乃花と、第65代横綱貴乃花として大相撲ブームを巻き起こした人気の力士だ。
横綱として429勝を挙げ、勝率は8割、五月場所の優勝は5回、幕内優勝は22回で歴代6位の成績となっている。また、昭和の名横綱・千代の富士に勝ち、金星を挙げて引導を渡したことでも知られており、現在は貴乃花部屋の師匠として後輩の育成に力を注いでいる。

ヒール役として魅力的な力士だった横綱・朝青龍

モンゴル・ウランバートル出身の元横綱・朝青龍。現役時代にはヒール役としてさまざまな物議を醸したが、それだけ多くの相撲ファンを虜にし、魅力的な力士として注目を集めたことがうかがえる。
第68代横綱・朝青龍は、努力を惜しまない力士であり、厳しい稽古を行っていたことでも知られている。その努力の甲斐もあり5度の全勝優勝を成し遂げ、歴代1位タイとなる7連覇の記録も打ち立てている。五月場所では2003年から3連勝を達成した。現在は実業家やタレントとして活躍している。

歴代最多勝利をもつ元力士魁皇

2011年7月に現役を引退した大関・魁皇。23年以上にわたって現役生活を続け、幕内では通算846勝を挙げており、歴代最多勝利記録を持つ力士として名を残した。また、2009年に大関昇進を果たしてから10年以上も関脇に落ちることがなく、大関として土俵に上がり続けた。
幕内での最高優勝が5回となっており、大関以下の記録では歴代1位の優勝回数となっている。そのうちの1回が2000年の五月場所だった。

まとめ

毎年五月に両国国技館で繰り広げられている、大相撲夏場所。 2017年は4人の横綱がそろったことにより、かつてないほど盛り上がりを見せている。 夏場所ではいったい誰が優勝するのか、今から楽しみだ。