「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

大相撲界で旋風を巻き起こす小兵力士たちをご紹介!

2017 3/8 20:01茶色野うさぎ
大相撲
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by J. Henning Buchholz / Shutterstock.com

個性豊かな力士が登場し観客をわかせる大相撲。そんな大相撲の中で小さな体で戦う小兵力士たちの存在は欠かせないものになっている。懐かしの小兵力士から期待の現役力士まで幅広く紹介する。

小兵力士の魅力とは?

小兵力士というのは大柄の力士と比較して、身長が低かったり、体重が少なくて小さい力士のことを言う。身長はがんばってものびないし、体重もなかなか増えない体質の人もいるため、相撲の歴史の中で小兵力士は少なくない。しかし幕内の上位で戦える小兵力士というのはそれほど多くないのだ。いまや大横綱となった白鵬関は192センチ、155キロという立派な体格で、心技体そろった強さを見せてくれる。
一方で小兵力士たちは相撲にかける情熱や闘争本能、戦略や技術で大きな体の力士に立ち向かっていく。足りない体の分、心と技でカバーしようとする小兵力士たちの奮闘は見ている観客たちを熱狂させるのだ。

つっぱりイケメン小兵力士「寺尾」

昭和から平成にかけての大相撲史のなかで強烈な印象を残した小兵力士が寺尾関(現在は年寄・錣山)だ。高い鼻とぱっちりした目の端正なマスクでいまだにイケメン力士として話題に上ることが多い名力士だ。身長は185センチとそこそこあるが、体重がなかなか増えない体質で苦労したようだ。最高体重は116キロ(ちなみに千代の富士関は126キロ)と小兵ながら、回転の速いつっぱりと敏捷性で関脇まで番付を上げた。
甘いマスクと闘争心むき出しで戦う姿は人気が高く、当時は「寺尾のどすこい大相撲」というファミコンゲームができるほどだった。

格闘センスを感じさせた小兵力士「旭道山」

寺尾関と同時代に活躍した小兵力士に旭道山関(元衆議院議員、実業家)がいた。身長は182センチで体重が入幕時が98キロ、最高体重も106キロと、かなりの小兵力士だった。しかし運動神経抜群で気持ちも強く、頭から当たって前まわしを取りに行く正攻法の戦い方で小結まで番付を上げている。
また強烈な張り手を武器にしていた時期はたくさんの力士が張り手一発で沈めるシーンもみられ、「南海のハブ」と呼ばれて恐れられた。ちなみに久島海関(2回目)を張り手で沈めて以降は張り手を自粛している。

小兵力士の代名詞「舞の海」

身長が169センチしかなく、新弟子検査に受かるために頭にシリコンをいれて臨んだという逸話を持つ小兵力士が舞の海関(現在はタレント)だ。「三所攻め」「居反り」「足取り」など多彩な技を果敢に狙うだけでなく、「猫だまし」や「八艘飛び」、「くるくる舞の海」など機敏な動きで相手を翻弄するすがたは、「技のデパート」「平成の牛若丸」といった異名で呼ばれた。
当時相撲界を席巻していたハワイ勢の曙関や小錦関からも白星を上げたり、最高番付も小結までいったという実力者で、当時の小兵力士のライバル智ノ花関とともに観客を大いに沸かせた。

現役小兵力士のホープ「宇良」

最後に紹介するのは現役でこれからの活躍が期待される小兵力士の宇良関だ。身長173センチ、体重126キロという体は、過去にレスリングを経験したこともあり、非常に低重心で安定感がある。大学時代から反り技や足取りを乱発するトリッキーな戦い方が話題となったが、大相撲で幕内で戦っていくために低重心を生かした押し相撲にも取り組み始めており、今後は相撲内容がどのように進化していくのか非常に楽しみな存在だ。
2016年9月場所では十両筆頭まで番付を上げ、幕内下位との取り組みも組まれるようになり、注目度は高まっている。

まとめ

大相撲界を沸かせた過去の小兵力士と、今後の活躍が期待される小兵力士を紹介した。年季の入った大相撲ファンたちは幕内上位で戦える元気のいい小兵力士を待ち望んでいるのではないだろうか。新しい世代が台頭してくるのを期待したい。

関連記事

おすすめの記事