行司になるにはどうしたら良いの?
土俵の上で「はっけよ?い、のこった!のこったのこった!」と言っている人が行司だ。力士が取り組みを行う上で、なくてはならない存在だ。そんな行司になるためには、どうしたらよいのだろうか?
まずは、行司になるための条件がある。その条件とは「中学校卒業以上の満19歳未満の男性」「健康面において相撲協会から的確と認められた場合」。たったこれだけだ。
特に行司になるための資格が必要というわけではない。しかし、年齢制限があるので、20歳を超えてしまっては、どう頑張っても行司になることは不可能だ。
ただ、この条件を満たしていれば誰でも行司になれるかというと、そう簡単な話でもない。行司も、まずは相撲部屋に属する必要がある。そして、行司会と相撲協会に推薦してもらい、審査に通過して、かつ定員に空きがある場合のみ、晴れて行司になることができる。
しかし、定員があるので、定員に空きがない場合は、これらを満たしていても行司になることはできない。
行司には9つの階級がある!
十両や幕内、大関、横綱など、力士に番付が存在するように、行司にも番付(階級)がある。
- 序ノ口格行司
- 序二段格行司
- 三段目格行司
- 幕下格行司
- 十枚目格行司
- 幕内格行司
- 三役格行司
- 立行司格式守伊之助
- 立行司格木村庄之助
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大相撲・ファンの為の応援ブログ
上の階級である「立行司格式守伊之助」「立行司格木村庄之助」のみ定員があり、最大で2名までと決まっている。
それ以外は特に定員はなく、条件を満たしていれば昇格していくという仕組みになっている。
しかし、行司全体で45名と決まっている。さらに、十両格以上の行司は22名までと決まっているので、昇格するにもいろいろ決まりがある。
行事の給料は階級によって異なる
行司の給料は「本俸」「衣装代」「手当」の3つで構成されている。まずは、「本俸」の基準額から見ていこう。
- 序ノ口格行司:1万4000円?2万円未満
- 序二段格行司:2万円?2万9000円未満
- 三段目格行司:2万9000円?4万2000円未満
- 幕下格行司:4万2000円?10万円未満
- 十枚目格行司:10万円?20万円未満
- 幕内格行司:20万円?36万円未満
- 三役格行司:36万円?40万円未満
- 立行司格式守伊之助:40万円?50万円未満
- 立行司格木村庄之助:40万円?50万円未満
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行司は相撲部屋に属しているので、衣食住に困ることがないとはいえ、序ノ口格行司で1万4000円?2万円未満とは、なんとも厳しい世界だ。
そして「衣装代」だが、これも階級によって支給額が異なる。
- 幕下以下の行司:2万円
- 十枚目格行司:2万5000円
- 幕内格行司:3万円
- 三役格行司:4万円
- 立行司:5万円
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相撲をなんとなく見ていても、行司の衣装に気づく人はあまりいないかと思うが、実はこのように衣装代にも違いが出ているのだ。
今後は、行司の衣装にも注目して相撲を見てみて欲しい。
まとめ
裏側を知ると、行司はとても大変な仕事だということがわかる。
今後、相撲を見る際は、行司にも注目して観戦してみてほしい。