神戸弘陵学園高等学校とは
兵庫県神戸市北区にある私立の神戸弘陵学園高等学校。もともとは男子校として存立していたが、2014年からはコースによって男女共学となった。勉学をメインに励む『特進文理コース』や『総合進学コース』だけではなく『体育特選コース』もあって、さまざまなスポーツにも力を入れている。
また神戸弘陵学園高校はクラブ活動も活発で、硬式野球部・バレーボール部・剣道部、そしてサッカー部が強化クラブに指定されている。
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兵庫県のなかでもサッカーのエリート選手たちが集まる、神戸弘陵学園高等学校のサッカー部。若さ溢れたU-12やU-15の選手たちが数多く在籍しており、全国大会でも活躍しているサッカー部の強さの理由を紹介していく。
兵庫県神戸市北区にある私立の神戸弘陵学園高等学校。もともとは男子校として存立していたが、2014年からはコースによって男女共学となった。勉学をメインに励む『特進文理コース』や『総合進学コース』だけではなく『体育特選コース』もあって、さまざまなスポーツにも力を入れている。
また神戸弘陵学園高校はクラブ活動も活発で、硬式野球部・バレーボール部・剣道部、そしてサッカー部が強化クラブに指定されている。
1983年に創立した神戸弘陵学園高校サッカー部。創部してから2015年までの間に全国高等学校サッカー選手権大会に8度出場しており、1993年にはベスト8まで勝ち上がるほど活躍を見せる。また当時は元日本代表の故奥大介選手が在籍していたこともあり、強豪校としてコンスタントに活躍する。
しかしベスト8の結果を境に神戸弘陵学園高校サッカー部は年々精彩を欠いていく。また全国大会で結果が出せないだけではなく、2000年以降は地区予選で敗れることが増え、全国大会の出場から遠ざかってしまった。
1993年の全国大会ベスト8の結果を境に精彩を欠いていった神戸弘陵学園高等学校サッカー部。
そこでチームは立て直しを図るべく、2005年からOBである谷純一氏が新監督に就任する。谷監督は後方からのボールポゼッションを得意とするスタイルを定着させ、神戸弘陵学園高校サッカー部は強豪校としての輝きを取り戻す。
そして2013年には、長らく手が届かなかった全国高等学校サッカー選手権大会への切符を手にした。また2014年には19年ぶりとなるインターハイ出場も決めるなど、監督の采配が実を結ぶ結果となった。
神戸弘陵学園高校サッカー部のメニューは、平日に放課後3時間ほどの練習、そして土曜と日曜祝日には人工芝の練習に加えて練習試合も数多くおこなっている。またクラブの休みは月曜日だけで、それ以外の日はサッカー部専用グラウンドがあるため、日々ボールにたくさん触れる練習メニューが特徴的だ。
また監督やコーチだけではなくチームのサポート体制も万全で、メンタルトレーナーやGKコーチなどさまざまな人々が選手を支えている。
2005年に新監督が就任したことにより、強豪校として復活を遂げた神戸弘陵学園高校サッカー部。
就任後にはJリーガーの江坂任選手を輩出するなど、選手の層も厚くなっているチームが次に目指すのは、全国大会でベスト4に進むこと。そのため県内で勝ち上がることだけが目標ではなく、いかに全国トップレベルのチームと対等に戦うかを焦点に置いて日々練習を重ねている。
またチームのプレースタイルは中央突破だけではなく、サイド攻撃など多彩な戦術を組み合わせるなど工夫をおこなっている。
神戸弘陵学園高校サッカー部の強さの理由を紹介した。強豪校として復活を遂げた今、兵庫県の小学校や中学校からサッカーのエリートたちが集まり、チームはさらに強さを増している。また全国大会での活躍を目指し『和衷協同』をスローガンに掲げ、チーム一丸となって日々練習に励むチームとして注目されている。