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日本屈指の強豪校ぞろい!千葉県の高校ソフトボール部5選

2017 1/25 10:28
ソフトボール
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Photo by Mejini Neskah/ Shutterstock, Inc.

2020年東京五輪の正式種目として復活したソフトボール。日本代表入りと金メダル獲得を目指し、意欲を燃やす女子高校生も多いだろう。ではその強豪校は、一体どのような実力と実績を持っているのだろう。

千葉県のソフトボール女王「木更津総合」

千葉県におけるソフトボール界において、トップをひた走るのは木更津総合高校(木更津市)だ。全校生徒が約1800人と県内一の規模を誇るマンモス校であり、野球や卓球といった球技が強いことでも知られている。
2016年全国私学大会では2連覇を達成。関東大会も2年連続で優勝するなど、その強さは正に全国区だ。同年は県代表として国体選手を5人も輩出し、千葉のソフトボール強豪校として貢献している。主なOGでは、捕手として2008年の北京五輪で金メダルを獲得したメンバーの峰幸代選手がいる。

木更津総合としのぎを削る強豪校「千葉経済大学付属高校」

千葉県の高校ソフトボールで木更津総合としのぎを削り、強豪として知られるのは、千葉経済大学付属高校(千葉市稲毛区)だ。こちらも木更津総合と同様、県内有数のマンモス校で、野球、自転車、女子バスケットボールなど、多くの競技が全国レベルの活躍を見せている。
2016年はインターハイ県予選において決勝で木更津総合を破り、その勢いで全国優勝も果たし、3月の全国選抜大会と合わせて「春夏連覇」を達成しておる。ソフトボールで最も旬な強豪校といえるだろう。

千葉県の高校ソフトボールの第三勢力「千葉英和」

近年は、木更津総合と千葉経済大学付属の2強が長く続いている千葉県のソフトボールだが、第3グループの一角として虎視眈々と頂点を狙うのは千葉英和(八千代市)だ。県内唯一のプロテスタント系キリスト教の私学高で、主にアーチェリーや卓球、女子バスケットボールのレベルが高いことでも知られている。
2016年インターハイ県予選の準決勝で全国制覇した千葉経済大学付属高を相手に、終盤は追い上げたものの惜敗して3位となったものの、上位2強に食らいつく力を持っている実力校だ。

強豪校の千葉経済大学に肉薄した「千葉黎明」

千葉英和とともに、千葉のソフトボールにおける第3勢力に位置するのが千葉黎明だ。日本の吹奏楽部の発祥である私学高校で、特にアーチェリーや野球の強豪校として知られている。
2016年インターハイ県予選の準々決勝で千葉経済大学付属に敗れはしたものの、スコアは4-3と肉薄で、強豪相手にも後半の巻き返しで追いつく強さを持っている。関東大会、新人大会でもともにベスト8と上位進出まであと一歩の成績を残している。

数少ないソフトボール公立の星「我孫子」

千葉県のソフトボール強豪校はそのほとんどが私学で占められている中、公立高校で健闘しているのが我孫子高校(我孫子市)だ。部活動では2016年現在、野球部が2度の甲子園に出場してプロ野球選手も数多く輩出している。
同年の関東大会県予選では3位に食い込み、本大会への出場権を勝ち取った。大きな大会でもシードに位置付けられ、インターハイでも県ベスト8まで残り、公立の星として私学に負けない輝きを見せている。

まとめ

千葉県のソフトボールは、木更津総合と千葉経済大学付属の2強による激しい争いが繰り広げられている。2強には及ばないものの第3勢力も着実に力をつけ、私学だけでなく公立校の健闘も光っており、全国トップクラスの実力を持つ、千葉の高校ソフトボールの勢力図がどのように変わっていくのか楽しみだ。