1998年ワールドカップで上昇!
1998年に地元フランスでワールドカップが開催された。フランスは将軍ジダンを中心として、スター選手が数多くプレイしており、順調に勝ち上がり決勝でもブラジルに激勝して見事ワールドカップのタイトルを得たのだ。
その勢いそのものに、リーグアンの観客動員数も急増す。それまでは15000人前後であったものが1998-99シーズンには20000人近くまで上昇した。ボスマン採決の煽りを受けてスター選手は海外でプレイしていたのだが、それでもこれだけの優秀な数字を収めているのだ。
2000年にピークを迎える!
2000-01シーズンには、平均23000人近くまで観客動員数が上昇する。これは、特に大きなイベントが有ったわけではないのだが、ワールドカップの勢いそのものに好調が続いていたのが要因だ。
また、ワールドカップ開催に合わせてスタジアムを巨大化したという点もある。単純にキャパシティが増えた影響で観客動員数も高くなった。ただ、この勢いもいつまでも続くわけでなく、この年を起点として減少していく。
しばらくは横ばいに
2001-03までは大きく減少し、その後は緩やかに回復をしていく。特に大きなトピックスはなかったものの、安定した営業努力に応じてこれだけの数字でキープ出来たという印象がある。
とはいえ、リーグアンはスター選手の登竜門といった位置付けのリーグとなってしまう。一時期モナコがヨーロッパのコンペティションで活躍していたが、それも一時的なものでありフランス勢は軒並み敗退していったのだ。これではリーグアンの人気は上昇しないのは当然のことかもしれない。
パリ・サンジェルマンの復活で勢いづく!
ヨーロッパ各国に押され気味であったリーグアンだが、首都パリのパリ・サンジェルマンに2011年にカタール・スポーツ・インベストメントが筆頭株主になると、世界各国のスター選手をかき集めて圧倒的な強さを誇る。特に、ズラタン・イブラヒモビッチの獲得は非常に大きく、チャンピオンズリーグでも好成績を納めている。
それもあって、リーグアンの人気も復活の兆しを見せていて、2015年には23000人程度に復活している。この勢いは間違いなく本物だ。
観客動員数トップはどのチーム?
現在の観客動員数はどのチームがトップかと言うと、実はオリンピック・マルセイユなのだ。平均観客動員数は53000人近くあり、収容率で言うと79%となっている。パリ・サンジェルマンがトップかと思えば、意外にもそんなことはないのだ。
これは、ヨーロッパ全体で見てもトップ10に入る動員数になる。来シーズンは酒井宏樹選手がプレイするマルセイユだが、多くのファンに囲まれてプレイするのは最高だろう。