多くのチームをスポンサードするCaixaって何者?
ブラジルの場合は、胸スポンサーに限ってみるとかなり偏ったスポンサーとなっている。
その中でも、リオデジャネイロの名門チームであるフラメンゴを筆頭として、多くのチームとスポンサー契約しているのがCaixaという会社だ。
実は、Caixaはブラジル連邦貯蓄銀行なのだ。国家企業とも言えるブラジル連邦貯蓄銀行が、多くのチームの運営を支えているのは言うまでもない。書体自体もシンプルでかっこいいものとなっているので、ユニフォームでも映えるのだ。
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ブラジル、カンピオナート・ブラジレイロのスポンサーにはどのような企業があるのだろうか。今回は、カンピオナート・ブラジレイロのスポンサーについて解説する。
ブラジルの場合は、胸スポンサーに限ってみるとかなり偏ったスポンサーとなっている。
その中でも、リオデジャネイロの名門チームであるフラメンゴを筆頭として、多くのチームとスポンサー契約しているのがCaixaという会社だ。
実は、Caixaはブラジル連邦貯蓄銀行なのだ。国家企業とも言えるブラジル連邦貯蓄銀行が、多くのチームの運営を支えているのは言うまでもない。書体自体もシンプルでかっこいいものとなっているので、ユニフォームでも映えるのだ。
日本でも人気の高いのがサンパウロFCだ。かつてはテレ・サンターナ率いるサンパウロが、最強ミランを打ち破った試合は忘れることができない。そんなサンパウロのスポンサーはというと、現在は胸スポンサーは付いていない。
こんな名門でも、スポンサーが付かないということがあるものなのだ。かつては韓国のLGがスポンサーとして付いていたのだが、ホームタウンのモルンビー・スタジアムのスポンサーとなり、チームからは離れている。
何かと名選手がプレイしていることで有名なインテルナシオナルだが、スポンサーとしてはBanrisulが付いている。このBanrisulはブラジルの銀行なのだ。
州立銀行であり、何かとインテルナシオナルとの関係が深い企業だ。しかしその一方で同じ州のライバルであるグレミオのスポンサーも務めている。日本では同じ町のチームでも同じスポンサーということはありえないので、少し驚きだ。それが成り立つのもブラジルらしい。
サンパウロ州のチームであるパルメイラスのスポンサーといえば、パルマラットが有名だった。同時期にイタリアのパルマのスポンサーも務めていたが、圧倒的な資金力で瞬く間に名門チームの仲間入りを果たした。しかし、業績悪化に伴いパルマラットがスポンサーから撤退すると同時に、急速にその勢いはしぼんだ。
その後はFIATやサムスンなどがスポンサーとなり、現在はCrefisaというブラジルの銀行がスポンサーとなっている。ユニフォームデザインとマッチしたロゴが印象的な企業だ。
イタリアセリエAにも同様の例があるように、スポンサーが付かないチームはブラジルでも見られる。
先に紹介したサンパウロを筆頭に、フルミネンセやサントスなどブラジルの中でも名門に数えられているチームが軒並みノースポンサーなのだ。
サッカーの本場だし、経済状況も良いのにこの事実はかなり意外な感じがする。売り手市場でどうしてもスター選手が不足していると言う面があるので、このような事態となっているのだろう。