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サッカーで人種差別がクローズアップされる意味とは 欧州で事件頻発

2018 12/17 15:48Takuya Nagata
ラヒーム・スターリング,Ⓒゲッティイメージズ
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スターリング、グアルディオラ監督も改善を訴え

スターリングの件は、本人が問題解決を社会全体に訴えたことで大きく注目を集めたが、実はそのわずか6日前、12月2日に開催されたアーセナル対トッテナム・ホットスパーの北ロンドンダービーでも、アーセナルのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンにバナナの皮が投げられ、トッテナムサポーターが逮捕さればかりだ。

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、「スターリングは素晴らしい人間だ。人種差別は、サッカーで注目されるが、そこら中にある。21世紀だというのに、イングランドだけではなく、あらゆる場所で改善していくことを望む。」と語った。

スターリングと同じくジャマイカ生まれで、リバプールに所属していた1988年、エヴァートンとのマージ―サーイドダービーで、バナナにヒールキックをしたことで知られる元イングランド代表MFジョン・バーンズ(55歳)は当時を振り返る。

「1980年代、人種差別は、社会やサッカーの一部として受け入れられていた感がある。黒人選手には決まって人種差別のチャントが浴びせられ、バナナが飛んできた。黒人には、日々、目に見えないバナナの皮が投げられているのだから、実際にバナナが飛んできても驚きはないね。」

80年代当時と比べて、現在では人種差別の取り締まりは厳しくなった。差別が確認されれば本格的に捜査が行われ、ビデオカメラ等のハイテクや読唇術が駆使され、証拠が集まる。また、人々の注目を集めるスポーツでは、有名選手への人種差別は大きなニュースとして扱われる。

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